最終更新 2012/10/04 12:00
“ストックの時代”と呼ばれ、古い建物の有効活用の需要が高まりつつある昨今。設計者がリノベーションの仕事を請け負う機会も増えている。その際に必要になるのが、建物を実測し、平面図や展開図を起こすプロセス。この手間のかかる実測が簡単にでき、かつ3次元のデータとして記録できる、とてもかしこいレーザー距離計があると聞き、我々ぽむ企画はライカジオシステムズ(株)本社にやってきた。
文・絵 ぽむ企画
ライカジオシステムズ(株)はスイスに本拠を置くグローバル企業だ。カメラのライカとブランドを共有しているが、測量器を主力商品とする独立した経営がなされている。約200年の歴史を持つ老舗が新たに開発したのが、3次元的に建物を実測し、そのデータをそのまま設計図にインポートできるレーザー距離計「3D Disto」だ。
3D Distoでは、既存のレーザー距離計「Disto」と同じように、発射したパルス状のレーザー光と、対象からはね返ってきたレーザー光との位相差を計ることで距離を計測する。
加えて仰角と方位角も計測する。この3つの数値、つまり距離と2種類の角度から3次元の位置が確定するというわけだ。
ところで角度はどうやって測っているのだろう? 質問してみたところ、「ある種のセンサーを使っています」というお答えをいただいた。どうやらロータリーエンコーダなどの回転角度を測るセンサーを用いているようだ。
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