| テーマ | 「脱家族の家」 本来、家は、そこに暮らす人間の考え方・生き方を下敷きにしながら、千差万別であるべきではないでしょうか。たとえ家族の人数が同じであっても、家族のあり方が違えば暮らしは違うはずだから、間取りも、家の形も、違って然るべきだと思います。 しかし、nLDKという単語とともに、家が商品として流通するようになった昨今、多くの家は、間取りも、水回りも、似ています。まるで、家族が3人であればこの間取り、単身者ならこの間取り、というように、人間が家に暮らし方を強制されてしまうかのようです。 そこで、人間のまとまりの考え方を変えることから、新しい家のあり方を考えてみたいと思います。親と子という血縁によるつながりに限定することなく、家という生きるための環境を共有する人間の集まりを「脱家族」として再定義することから、家のあり方、家での集まり方、家の使われ方、家と家もしくは家と街の関係性を提案してください。 脱家族とは、単身者のみを指すわけではありません。むしろ家族のあり方を拡張する概念として捉えてください。たとえば、親子だけでなく子育てや介護をサポートしてくれる人を含んで家族と呼んだり、近所付き合いのような地縁のつながりであったり、共に仕事をする仲間であったり、あるテーマを共有したコミュニティであったり、さまざまなまとまりが想定されます。どこまでを家族と呼ぶのかというくくりについて、皆さんの世代らしい現代的な感覚を通じて、具体的に考えてください。 家の広さは自由です。必要に応じて、普通の家にはない機能を含んでも構いません。 かつての家では、仕事(生業)の関係者が出入りしたり、医者が出入りしたり、出産や冠婚葬祭が行われたり、寝食以外の、人間が生きると自然と巻き起こるとても多様な活動が受け止められ、さまざまな人々が出入りしていました。つまり、家とは、元来単体で完結する存在ではなく、同じ行動の繰り返しに留まるのでもなく、そもそも柔軟に開かれ、その時代・その土地を生きる人間にとっての合理性に基づき、定義は自由だったのだと言えます。 現代において家とはどのような場所であるべきか、どのような人間の集まり方があり得るのか、設計を通じて創造してください。 |
|---|---|
| 作品条件 | 内容:「脱家族の家」のテーマに沿った作品 |
| 作品提出方法 |
|
| 審査委員 (敬称略) |
|
| スケジュール | ■応募登録受付開始 |
| 賞 | 賞金総額 205万円
* RI賞(Real Ideas award):
|
| 応募資格 |
|
| 応募登録方法 |
|
| 提出図面 | 配置図・平面図・立面図・断面図(各図面の縮尺は自由)、透視図・模型写真など、その設計意図を表現する図面。 |
| 作品 | JPEGファイル1点 に収めること。表現方法は、青焼き、鉛筆、インキング、着色、写真貼付、プリントアウトなどいずれも自由。 |
| 主催 | ポラス株式会社 |
| 公式サイト | |
| お問い合わせ | POLUS -ポラス- |
Cookie(クッキー)
当社のウェブサイトは、利便性、品質維持・向上を目的に、Cookie を使用しております。詳しくはクッキー使用についてをご覧ください。
Cookie の利用に同意頂ける場合は、「同意する」ボタンを押してください。同意頂けない場合は、ブラウザを閉じて閲覧を中止してください。