最終更新 2012/10/04 12:00
3D Distoの使い方を解説しよう。まず測定する建物の近くに本体を置く。操作は小さめのタブレットのような、専用のタッチパネルで行う。計測者はタッチパネル上のファインダーに映し出される画面を見て、測定したい点をペンでタッチすればよい。すると本体がレーザーを照射し、位置を測定して記録するというしくみだ。
測定したい点がファインダーに映し出されているとは限らない。その場合はタッチパネル上でペンをドラッグさせると、本体がそっちの方向に自動的に回転してくれる。
「ルームスキャン」機能を使えば、2点間を指定した向きで、指定した間隔ごとに自動でスキャンすることもできる。曲面など、変形の空間にも対応できる。
手作業ならば足場を組まないと測定できないような、大きな空間の実測もひとりでラクラクだ。
この3D Distoの最大測定距離は約50m。こうなると人間の目が追いつけなくなりそうだが、レンズを8倍までズームさせることができるので、遠い場所もかなり正確に測ることができる。
精度もすごい。誤差は10mで1mm程度。目視で測定した際の、測定位置のズレに吸収されてしまう程度のものだ。
そして最大の特徴は、3次元のデータをdxfファイル形式で、パソコンに取り込むことができること。そのデータをCADに取り込めば、そのまま図面として利用できる。
さらに、実際の建物の壁に向けて、指定した距離と方向にポイントを打つこともできる。たとえばグリッド状に壁に穴をあけたいときに、3D Distoひとつで位置を決められるので便利だ。
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