最終更新 2012/06/15 12:00
さて「発電床®」を床材「イーテリアフロア」として実用化するために課題となったのは、厚さ。当初の技術では3cmほどあったものを、床材として使用するために現実的な12~15mmまで削ったそう。そこでポイントとなったのは、この3点だ。
まずは1ページ目で紹介した「発電素子」の大きさだ。発電素子のサイズが小さすぎると数が必要となり経済的にも効率が悪い。大きいとひずみが出てしまい耐久性に難がある。そうした条件を踏まえつつ、ちょうどよいサイズを求めて「百円玉程度」に落ち着いたという。
次なる課題は、圧電素子の保護。その素材や構成を検討し、素子ひとつひとつをハコで囲うようなイメージの保護材ができた。詳しい素材や構成は……企業秘密とのこと。ハコで囲んだ圧電素子を、床材の枠の中に配置するというイメージだ。
並べ方も重要課題。できるだけ少ない数で、ムラなく効率よく振動を電気に変えるためにバランスよく並べる。その詳しい配置も……企業秘密! 四隅には、配線のための隙間と床材同士をつなぐコネクタもついている。
50cm角の床材1枚あたりで、1歩ふむことにより0.5mW程度の発電量がある。
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