梅香のまちの中心に位置する元・タバコ屋だった建物を改修し、1階はカフェ、2階はイベントスペースとして活用している。現在は、イラストレーターとしても活躍している望月梨絵さんによるカフェ・studioBAIKafe が営業している。(文:NO ARCHITECTS)
https://www.instagram.com/studio_baikafe/
“ベランダをまちに開く”というコンセプトのもと、企画からリノベーション、スペースの運営までを行った。リノベーションスクール・プロフェッショナルコース嶋田洋平ユニットの提案が元となって実施された。現在は閉店している。(文:NO ARCHITECTS)
https://www.instagram.com/veranda_baika/
photo:Yousuke Ohtake
戦後間もなく建てられた木造2階建てアパート「旭荘」を、グラフィックデザイナーの後藤哲也さん、プロダクトデザイナーの柳橋肇さんとともに、少しずつ手を入れしながらシェアスペースとして共同運営している。1階には、ギャラリースペース「ASAHISONOMA」、レジデンス部屋、映像作家の林勇気さんやローカルラジオ活動をされている「チーム街声」、ご近所で着付け教室をされている椿庵のアトリエ兼倉庫。2階には、共用ラウンジ、2024年12月にオープンした周辺地域の文化創造的な活動をアーカイブするためのミュージアム「PRE KONOHANA MUSEUM」も併設した。あまり大規模な改修は行わず、旭荘に残る暮らしの痕跡も生かしつつ、多種多様な文化が自然に混ざり合う場所を目指している。(文:NO ARCHITECTS)
公園方向に開いた窓への軸を生かして、斜めに貼られたフローリングの上に、壁が解体されて剥き出しになった列柱を支持体として、柱の隙間を縫うように1枚の不定形なテーブル板を配置した。此花で事務所を開いた時に購入し、2度の引越しを経て少しづつ変形してきたた天板を一部使用しつつも、スタッフや大学のゼミ生など、時間の経過とともに増員した事務所のメンバーの受け皿として、自然に広がっていく形状を目指した。現在も工事は続いている。(文:NO ARCHITECTS)

©伊東俊介
まちに新たな場所をつくるときに大切にしているのは、そこに昔から流れてきた時間や、人々の生活の痕跡をまちの風景として捉え、尊重することです。そのうえで、まちに自然に溶け込むように、新しいものや人の流れを丁寧にデザインしていきます。
一方で、独りよがりになって「これが正しい」と決めつけ、最初からすべてを計画してしまわないようにしています。あえて「関わりしろ」をたくさん残し、みんなで小さな編集作業を積み重ねながら、自然とまちが形づくられていく状況を育んでいきたいと考えています。
それは、主体的に「まちをつくる」のではなく、「みんなでつくれるまちをつくる」ということ。日々の暮らしの中でも、人の目線だけでなく、境界を越えて地域に潜り込む「猫の目線」や、上空からまち全体を見渡す「鳥の目線」など、多様な視点で同じ場所を観察する感性を大切にしています。
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