最終更新 2015/06/30 10:07
さてエコラミの特色のひとつ、施工性のよさを紹介しよう。防水材にとって重要なのは、材料同士の継ぎ目をどう処理するかということだ。エコラミの場合、鋼板同士の継ぎ目を熱風溶着という方法で溶着する。
一般的な施工の手順は①エコラミを敷きこんでビスで材料を留め付け、②TPOシートの帯をかぶせ、③専用の機械で熱風溶着する、というもの。ヨーロッパやアメリカで一般的なシート防水の施工方法と同様だ。住宅規模ならば、職人2名で敷きこみから留め付けまでを行い、機械の溶着作業は1名で、というように作業工程に融通を効かせられる。
板金的なおさめ方もできる。たとえば1枚の板を切らずに折り曲げるため防水性が高く樋などによく使われる八千代折、板金屋根の一般的な葺き方である立ハゼ葺きや瓦棒葺きといった方法も可能。部位にあわせて溶着と板金的な方法、どちらも使うことができる。
エコラミのもうひとつの特色が、耐久性の高さだ。実はラミネート鋼板という製品自体は20、30年前から存在した。だがラミネート材に塩ビ系樹脂を使用しており、剥がれやすいのが難点だった。だが耐候性が高く、透湿抵抗にすぐれるオレフィン系のTPOフィルムを使用し、さらにラミネートを密着させる特殊接着剤とプライマーの素材を研究することで、ラミネート密着性を強化。耐久性の高い材料の開発に成功した。
ベースが鋼板なので、高強度かつ高剛性。さらに表面のラミネートが傷ついても、カットしたTPOシートをあてて熱溶着をすることで簡単に補修ができる。雪かきをしても大丈夫だ。
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