2020年度 第66回工高生デザインコンクール
課題の趣旨

禅宗の僧が宋よりもたらした茶の文化は、室町時代には日本に定着し、茶の湯として独自の発展を遂げました。それを大成させた千利休は、動乱の戦国時代から安土桃山時代に活躍した茶人です。彼は大規模な「北野大茶湯」を開催した一方で、たった二畳の質素な茶室「待庵」を建てています。
茶の湯は様々な形で伝統文化として受け継がれ、時代が移り変わるなかで日本人の心の在り様に大きくかかわり続け、また海外においてもその奥深い精神性が理解され、それぞれに大きな影響を与えてきました。その過程で具体的な作法や様式が定められてきましたが、茶室建築の基本は身分や階級にとらわれず、一期一会の精神で客をもてなすところにあります。
現在、私たちは極めて複雑で多様性に富んだ社会に生きています。このような現代社会にあって、みんながそれぞれの国籍や性別、価値観などの立場を超えて、様々な作法や様式など複雑な背景にとらわれず、共に時間と空間を楽しむための『現代』の茶室を提案してください。

設計条件
  1. 敷地
    敷地の大きさ形状とも自由とするが、敷地と建物の関係性を考えた具体的な敷地を設定する。
  2. 規模
    延べ面積、構造、階数は自由とする。
  3. 所要室
    使用方法を想定し、必要と思われるスペースを適宜設ける。
所要図

下記ホームページをご確認ください。

応募条件
  1. 用紙
    用紙はケント紙などの厚手の製図用紙A1判(594mm×841mm)1枚を使用し、直接描くこと。トレーシングペーパーと裏打ち用紙の重ね使用や図面のパネル化は認めない。
  2. 仕上げ(作図、文字)
    所要図等は手書きによる鉛筆仕上げとする。ただし、色鉛筆による着彩は可。
    また、所要図等のうち、透視図(コンピュータグラフィックスも含む)、模型写真のほか、設計説明を補完する図や写真などは用紙に貼り付けてもよい。
    なお、製図用紙への図表等の印刷出力など上記以外の仕上げは禁止する。
  3. 応募資格
    2020年4月現在、高等学校在籍もしくは高専、専修学校の高等課程の生徒で、個人または共同(3人まで)で制作したものとする。
応募方法
  1. 応募書類に、学校名・所在地・学年・氏名を記入の上、封筒に入れ密封し、製図用紙の裏に貼りつけること。(応募書類が足りない場合はこちらからダウンロードして下さい。また封筒の貼り付けは、封筒がはがれない程度で、簡易にテープ止め等で結構です。図面を破損する恐れがありますので、糊のベタ塗りはしないでください。)
  2. 応募作品は学校を通じて提出すること。

※応募記入用紙は下記ホームページからダウンロードしてください。

締切期日

2020年9月30日(水)の消印、あるいは受付印のあるものをもって締め切る。

送付先

〒540-6591
大阪市中央区大手前1丁目7番31号 OMM7階
一般社団法人 日本建築協会 第66回工高生デザインコンクール係
tel:06-6946-6981
fax:06-6946-6984
E-mail:jigyoka@aaj.or.jp

入選作品数・賞
  1. 入選作品は10点とする。
  2. 入選作品のうちから最優秀賞1点、優秀賞2点を選ぶ。
  3. 最優秀賞・優秀賞作品には、賞状および表彰盾を贈り、その他の入選作品には、賞状を贈る。
  4. 応募者全員に参加賞を贈る。

※入選作品の版権は本会に属する。

入選者発表・表彰式

審査の結果は、各学校ならびに本人に通知するほか、本会の会誌「建築と社会」11月号に発表し、入選作品は翌年1月号に掲載する。表彰式は、2020年11月14日(土)に行う。

審査員
(敬称略)

【審査員長】
一階 聡之 ((株)日建設計設計部門ダイレクターアーキテクト))
【審査員】
小笠原絵理(間工作舎一級建築士事務所代表)
神谷 浩司((株)大林組大阪本店建築事業部プロジェクト設計部担当部長)
岸下 真理(Atelier KISHISHITA共同代表)
近藤 良彦((株)安井建築設計事務所設計部設計主幹)
平岡健太郎((株)竹中工務店大阪本店設計部グループ長)
藤木 庸介(滋賀県立大学人間文化学部生活デザイン学科教授)
前田 茂樹(ジオグラフィック・デザイン代表取締役)
松下 典央((株)昭和設計ソリューション部部長)
宮本 雅弘((株)東畑建築事務所設計室部長)

主催

一般社団法人 日本建築協会

詳細・問合せ

http://www.aaj.or.jp/project/award/design66.html