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『建築家 坂茂 × 大和リース 森田俊作』 による「応急仮設住宅の発表・展示会」



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建築家の坂茂氏と大和リースの森田俊作社長は、発展途上国低所得者向け住宅として途上国で製造し、日本などの被災地で応急仮設住宅となるシステムを開発した。「FRPサンドイッチパネル素材」を構造としたシステムにより、緊急用としたものだけではなく、途上国向けの住宅として中長期で利用することができる。
この仮設住宅の商品化に先立ち、実物大のモックアップによる発表会および、展示会が4月9日アークヒルズカラヤン広場(東京都港区赤坂1-12-32/アー ク森ビル)で開催された。
坂氏はこれまでに発展途上国や震災時など紙管を用いた資材が軽く、施工の簡単な仮設住宅や避難所向けにプライバシーを守る設備を開発してきており、ボランティア活動も行っている。そのボランティア先で同じく仮設住宅を手掛けているプレハブメーカーの大和リース森田俊作社長と出会い、コラボをしたら面白いのではないかと2010年6月25日より開発がスタートした。
今後、2~3年後を目標にカンボジアやミャンマーなど東南アジアの低所得者向け住宅として需要を開拓し、大量生産をすることでコストを削減。万が一の大災害が発生した場合は、応急仮設住宅として使用するという考えだ。
FRPは高強度、軽量、耐候性、電波 透過性、電気絶縁性、断熱性に優 れており、「FRPサンドイッチパネル素材」とは、FRPで サンドイッチされた発泡ウレタン断熱材。この素材により「ローコスト」「短い工期」「容易な施工」といった特徴があり、さらに住み心地の良さをもつ仮設及び中長期利用住宅の開発を可能とした。
今回披露されたモックアップの規格は6m×6mで10坪強のものだったが、実際にはその土地にある キッチンやユニットバスを使って構成し、その形や大きさに合わせて自由に変えることが可能。来場者が一目見て構造体がわかるように、構造体を緑色に塗装。この外壁と接する部分にクローゼット・ユニットバス・トイレ・キッチンが配置されており、 それぞれの間仕切りや壁により天井が支えられている。
今後は、2階建てのような多層化に対応していく予定。

応急仮設住宅の展示は4月10日18時まで。

『建築家 坂茂 × 大和リース 森田俊作』 による「応急仮設住宅の発表展示会」
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