RESULTS 結果発表

  • 第10回 POLUS - ポラス - 学生・建築デザインコンペティション公開審査会を7月3日(月)に開催いたしました。


    登録件数566件、応募作品数362点の中から、一次審査を通過した5組がプレゼンテーションを行い、最優秀賞(1点)、優秀賞(1点)、入選(3点)が決定しました

    審査講評はこちら

    二次審査会動画

  • 二次審査会風景写真

最優秀賞

大工と暮らす木工ヤードのある家

黒澤 優太 早稲田大学大学院

木嶋 真子 法政大学大学院

受賞者コメント

近代化以降の文字通り「快適」な暮らしは、使い手の工夫や物語の介入できる隙がなく、わたしと無縁なものばかりで溢れています。ちょっぴり不便だけどわたしの知っている縁深いモノや人に囲われる暮らしが文化的で人間的な、快適さと言えるのではないでしょうか。わたしたちは、クーラーの効いた涼しい部屋の中ではなく、みんなのいる蒸し暑い庭で大工さんと作ったガタつく椅子に座って本を読みたいんです。この度はワクワクするような議論をありがとうございました。

優秀賞

サルの家:多義的な楽しい生活

ZHANG SHILIN   東京藝術大学大学院

TIAN ZHANCHEN 東京藝術大学大学院

受賞者コメント

このような賞を頂き光栄に思います。「今、私たちにとって快適な木造の家」とは何か。私たちは、生産形態の変化と共に、木造の家の快適性も変化していると考えています。その特徴を、ヒエラルキーのない隅・強制に定義されていない行為・豊富な身体性・多様なスケールとまとめ、猿が木の上に棲むような自由さのある家を考えました。審査会で貴重な話をたくさん頂き、心より感謝申し上げます。

入選

家育て まち育て

西村 惇佑 武蔵野大学

小原 廣之進武蔵野大学

受賞者コメント

家育てという考え方は、建物にあらかじめ家族や街の変化に合わせて対応できる余白を 残すことで、現代の住宅には見られない新たな快適な暮らしにつながると考えて生まれたアイデアでした。講評会を経て、余白を残した空間について自分では気づけなかった新たな可能性や魅力があることに気づくことができて、大変勉強になりました。コンペはここでひとつの区切りがつきますが、先生方のアドバイスを基にさらに自らの 建築を発展させていきたいです。

木を膨縮する櫓舎

松村 真衣 大阪公立大学大学院

受賞者コメント

この度は入選作品にお選びいただき、誠にありがとうございます。貴重なご講評の機会をいただけたことは、私にとって大変学びの多い経験となりました。日々の暮らしの中で感じた疑問や発見から、深く思考を巡らせることがとても楽しく思えた数ヶ月間でした。様々な課題に対して、自分と身近なところから素直に向き合い、今後はさらに遠いところまで思考を飛躍させられるよう精進して参ります。本当にありがとうございました。

屋根裏につつまれて

谷米 匠太 浅野工学専門学校

受賞者コメント

この度は、一次審査通過作品に選出して頂き、ありがとうございました。今回の審査会を通して、受賞者、審査員の方々と多視点からの議論が出来たこと、大変貴重な経験となりました。今回の経験をこれからの糧とし、建築を考え続けていきたいです。

「今日は3LK、明日からは4LDK」-暮らしに合わせて変化する住戸のかたち-

平野 和代 慶應義塾大学大学院

受賞者コメント

この度は、貴重な機会をいただきありがとうございました。「快適な家」とは何なのか、日々の暮らしについて見つめ直したこの1ヶ月は、設計活動を超えて、今後の人生において重要な意味があったと思います。審査会や懇親会で審査員の先生方からいただいたアドバイスを胸に、これからも精進してまいります。審査員の先生方、関係者の皆様、誠にありがとうございました。

佳作

  • 肥やす日常 小さな循環の繋がり

    井上 聖隆 長崎大学大学院

  • 散ら貸し暮らし

    藤野 晟伍 法政大学大学院

    小出 理紗子法政大学大学院

  • 日記を綴る景

    森本 爽平 法政大学大学院

    斎藤 詩織 法政大学大学院

  • 創発的暮らしのススメ

    松永 賢太 法政大学

    小川 七実 法政大学