KENCHIKU世界/地域に根ざした建築家

荒木源希/アラキ+ササキアーキテクツ|東京都調布市|建築と自然の結び方(2/2)

文(明記以外):久留由樹子

プロフィール バックナンバー

ソトウェルパーク


西新宿スマートシティ協議会の「ソトウェルパーク実証企画」屋外オフィススペースの計画。モクタンカンでデジタルサイネージを取り込んだゲートを組み、単管用のコンクリートブロックや仮設資材であるコーンバーを使用し簡易的な囲いを製作。オフィススペースに出⼊する⼈流をセンシング技術で計測し、利⽤状況をサイネージから配信するという実証実験に参加した。

提供:株式会社コトブキ

 

星川杉山神社計画


現在の外拝殿は明治初期の建築と考えられ、昭和12年(1937年)に幣殿、本殿が増築されている。本計画では、境内全体を安全で安心な環境に整備して、この先100年を見据え、より地域に根ざし愛される神社となることを目指す。最も古い本殿・拝殿の耐震改修を2025年に終え、今後、仮授与所の新築、参集殿の増築・改修、渡り廊下の改築を行い、2027年11月に完了を予定している。

©kohei soeda

 

真光寺のリノベーション

植物好きなお施主さんのため改修計画。既存の建物は建築家により設計されており、丁寧に設計されたディテールや仕上げを一部生かしている。植物と人が共存する2種類のTUBと名付けたスペースを計画。 1階のTUBはタイル張りで、洗面台、作業台、展示台、脱衣室などを並列で設え、水を気にせず植物の手入れができるようにした。 2階のTUBは室内側に建具を設けることで、既存の仕上げを生かして温室のようにした。

 

©nao Takahashi 及び 提供:アラキ+ササキアーキテクツ

 

三河屋本店プロジェクト


鎌倉市の若宮大路に面して1927年に建てられた酒屋兼住居をレストランへと用途変更を伴う改修計画。国の登録有形文化財、鎌倉市の重要景観建築物に登録されており、用途変更の許可は一般的な確認申請ではなく、建築基準法第3条第1項第3号を適用し、建築審査会の同意を得ることで、建築基準法の適用除外を受けて着工を許可された。保存活用計画の作成においては京都市の包括同意基準を参考にしている。外観・内観共に、既存の歴史的価値を極力残すことを前提に、構造補強・防火対策をしたうえで、レストランとして必要な機能を付け加えている。

©山内紀人

 

アラキ+ササキアーキテクツ/荒木源希

アラキ+ササキアーキテクツ/荒木源希

荒木源希さんからのメッセージ

大学では構法学の研究室に所属しました。構法学は建築の構成・成立ちを考えます。建築のつくり方を学び、考えたくて選択したのではないか、と最近になって考えるようになりました。私は今、設計者として建物に関わることが多いのですが、根本的には手を動かして建築をつくっている感覚に近いかもしれません。

また人の営み・執着に興味があります。この人はなぜそれにこだわるのか、これをつくった人はどのように考えてこの素材を選んだのか、など。会話をしたり、作業を眺めたり、町を観察したり。それは今現在のことだけではなく、過去や未来の事柄も同様です。

「つくる」と「営み」が交わる所に自分の居場所があるのかなと考えています。その組み合わせはプロジェクトごとにさまざまです。その都度何が必要か考え、形を与えています。これからどのような現場に出会えるか楽しみです。

http://arakisasaki.com/
http://moktankan.com/
https://www.instagram.com/motoki_araki

 

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