登⼭好きの夫婦と2匹の猫が住む建坪10坪の⼩さな住宅。
最⼤⾼低差6mの崖上に、デッキを敷いた広い余⽩とコンパクトな⼆層のヴォリュームで構成した。余⽩は周辺環境に対してバッファとして効果を持ち、内と外の関係をより親密にする。
ヴォリュームは性質の異なる上下⼆層に分け、透過層で緩やかに区切られる。
透過層は、季節と時刻による陽や雲の位置、折れ⼾の開閉などで変化し、現れ消えていく層雲のように、夫婦と猫の住まいの距離を微細に保ちながら繕っていく。
■建築概要
所在地:宮城県塩釜市
用途:専用住宅
建築設計:太⽥健裕/太⽥設計舎
構造設計:⽥村愛/⽥村愛構造設計⼯房
テキスタイル:⼤江よう/TEXT
グラフィック:町⽥かおる/さるいのデザイン
施工:平有建築
竣工年月:2022年9月
竣工年月:敷地面積:139.68㎡
建築面積:33.01㎡
延床面積:62.10㎡
写真:楠瀬友将
■経歴
太田健裕/太⽥設計舎
- 1986
- 宮城県生まれ
- 2009
- 武蔵工業大学(現 東京都市大学)建築学科卒業
- 2011
- 同大学修士課程修了
- 2011-2019
- 手塚建築研究所
- 2019-
- 太田設計舎
- 2023-
- 東北芸術工科大学 特別講師
太⽥設計舎
宮城県仙台市若林区卸町2-15-2 5F TRUNK#26
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