公益財団法人LIXIL住生活財団が主催する「第4回LIXIL国際大学建築コンペ」において、4月25日に千代田区にある経団連会館で公開審査会が行われ、最優秀賞がカリフォルニア大学バークレー校(米国)の「NEST WE GROW」に決定した。
審査会では、審査委員長の隈 研吾氏(建築家、東京大学教授)、審査委員の野城 智也氏(工学博士、東京大学副学長、東京大学生産技術研究所教授)、進士 五十八氏(造園家、農学博士、東京農業大学名誉教授)、小山 薫堂氏(放送作家、脚本家、東北芸術工科大学教授)によって白熱する議論が行われた。第4回となる今回は、テーマである「プロダクティブ・ガーデン─大樹町を五感で味わう空間」の解釈とソフト面での実現性、および大樹町という土地との関わり方が重要視された。
最優秀賞に選ばれたカリフォルニア大学バークレー校の「NEST WE GROW」は、大樹町の植生を考慮し、建物の中でプランターによって多様な植物を栽培できるようコンパクトに設計された点や、北海道のランドスケープを楽しむことができるよう可視性の高いポリカーボネートを外壁に使用するというユニークなアイデアが高く評価された。
今後、最優秀賞を受賞した「NEST WE GROW」は、隈研吾建築都市設計事務所のサポートのもと実施設計を行い、北海道大樹町「メム メドウズ」敷地内に2014年11月に竣工する予定。
《第4回LIXIL国際大学コンペ結果》
◎最優秀作品(1作品)
カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)
「NEST WE GROW」
◎優秀作品(2作品)
オスロ建築デザイン大学(ノルウェー)
「An endless path for five senses」
東京農業大学(日本)
「Smoke Garden」
公益財団法人LIXIL住生活財団ホームページ
http://www.lixiljsfound.or.jp/
コンペ公式サイト
http://www.lixiljsfound.or.jp/category/1835715.html
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