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第30回 高松宮殿下記念世界文化賞 受賞者合同記者会見・個別懇談会開催



  • 記者会見の様子

  • 各部門の受賞者、国際顧問らとの記念撮影(上段、右から4番目がポルザンパルク氏)

  • 個別懇親会でのポルザンパルク氏

世界の優れた芸術家に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞(公益財団法人 日本美術協会主催)の第30回受賞者と同賞国際顧問による合同記者会見が22日、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京にて行われた。
建築部門で受賞したフランスのクリスチャン・ド・ポルザンパルク氏も来日し、「日本とフランスは、伝統や文化の面で共通することも多く、建築家として仕事を始めた当初から日本に訪れていたので、このような賞を受賞でき大変うれしく思う。」と喜びの言葉を述べた。今回は30回の節目の回ということもあり、第27回建築部門の受賞者ドミニク・ペロー氏ほか、各部門の歴代受賞者も記者会見に同席した。

その後のクリスチャン・ド・ポルザンパルク氏の個別懇談会では、「多くの功績を残してきた中で、最初に自分の作品を取り上げてくれたのは日本の出版物。それ以降、頻繁に日本にも行き、磯崎新氏とも交流した。日本の建築における“間”の意味については、特に興味を持ち、考えた。」と日本と自身についての関係などの話をした。
記者からの「日本の建築物で好きなものは?」という質問に対しては、「日本の建築は、様式にとらわれず、それぞれ違うスタイルだということが良い。」と述べ、安藤忠雄氏や伊藤豊雄氏らについてや、最近見たというパリ・カルティエ現代美術財団で開催されていた、石上純也氏の展覧会『石上純也―FREEING ARCHITECTURE』も興味深かったと話をした。

23日には授賞式典が、24日には鹿島KIビルにて記念講演会を開催される。

他、各部門の受賞者は下記の通り。
第30回 高松宮殿下記念世界文化賞 受賞者〈敬称略〉
■ 絵画部門    ピエール・アレシンスキー (ベルギー/フランス)
■ 彫刻部門    中谷芙二子 (日本)
■ 建築部門    クリスチャン・ド・ポルザンパルク (フランス)
■ 音楽部門    リッカルド・ムーティ (イタリア)
■ 演劇・映像部門 カトリーヌ・ドヌーヴ (フランス)
第22回 若手芸術家奨励制度 対象団体
■ シェイクスピア・スクールズ財団 (イギリス)

高松宮殿下記念世界文化賞
http://www.praemiumimperiale.org/ja/


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