世界の優れた芸術家に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞(公益財団法人 日本美術協会主催)の第29回受賞者と同賞国際顧問による合同記者会見が17日、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京にて行われた。
建築部門で受賞したスペインのラファエル・モネオ氏も来日し、「建築の最高峰にある日本でこのような賞を受賞でき、大変光栄に思っている」と喜びの言葉を述べた。
その後の個別懇談会では、過去3度来日(東京・大阪・京都・奈良・福岡)した際に感銘を受けたという『伊勢神宮』や『桂離宮』などの日本建築についてや、東京という都市について「近代的な大きな建築物と昔からの小さな建築物が共存していることに活力や力強さを感じている」などの話をした。
また記者からの「何かやり残していることはないか?」という質問について、「近年の住宅問題について何らかの解答を出したいと思っている」とこれからも前進していく意気込みも述べていた。
18日には授賞式典が、19日には鹿島KIビルにて記念講演会を開催される。
他、各部門の受賞者は下記の通り。
第29回 高松宮殿下記念世界文化賞 受賞者〈敬称略〉
■ 絵画部門 シリン・ネシャット(イラン/アメリカ)
■ 彫刻部門 エル・アナツイ(ガーナ)
■ 建築部門 ラファエル・モネオ(スペイン)
■ 音楽部門 ユッスー・ンドゥール(セネガル)
■ 演劇・映像部門 ミハイル・バリシニコフ(アメリカ/ラトビア)
第21回 若手芸術家奨励制度 対象団体
■ ズゥカック劇団・文化協会(レバノン)
高松宮殿下記念世界文化賞
http://www.praemiumimperiale.org/ja/
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