一般社団法人地域微動探査協会(会⻑ 戸成卓二/防災科学技術研究所 客員研究員)は、5月24日に新型微動探査機 JMSC-01を発表した。
従来の微動探査機と比較してコンパクトな新型機種で、運搬性、省電力化、通信性能が向上し高性能化。ボーリング調査のように地面に穴を空けず、住宅の庭先やガレージなど狭い範囲で機器を地面に設置するだけで簡単に計測ができ、1現場あたり45分程度で調査ができる。
微動調査とは、微動(交通等による人が感じない僅かな揺れ)を観測することで、地盤の揺れ方の特徴を調べ、地震が起きた時に地盤がどれくらい大きく、またどのように揺れるかを調査する手法。地盤によっては、地震動が最大で3倍以上に増幅するケースもあり、地震発生時の地盤の揺れやすさや共振のしやすさを調べることができる。
熊本地震では、地盤が原因で、地域で大きく被害状況がことなる事例もあり、微動調査により地盤の揺れやすさを把握して住宅の設計や耐震改修に活用することで、地震による被害を防ぐことができる。
新型微動探査機は、当協会の会員企業が所有して探査を行っていく予定。
一般社団法人地域微動探査協会
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