世界の優れた芸術家に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞(公益財団法人 日本美術協会主催)の第29回受賞者が発表され、建築部門ではスペインの建築家、ラファエル・モネオ氏が受賞した。
ラファエル・モネオ氏は、その土地の歴史的背景を重視しながら、環境と調和させ都市空間に溶け込む建築物をデザインする。スペイン・メリダの『国立古代ローマ博物館(1986)』、マドリードの『アトーチャ駅・新駅舎(1992)』、米ロサンゼルスの『聖マリア大聖堂(2002)』、『プラド美術館新館(2007)』など国内外で数々のプロジェクトを手掛けている。またハーバード大学大学院建築デザイン学部長を務めるなど、教育者、理論家としても活躍。1996年プリツカー賞、2003年王立英国建築家協会ゴールドメダルを受賞。
他、各部門の受賞者は下記の通り。
第29回 高松宮殿下記念世界文化賞 受賞者〈敬称略〉
■ 絵画部門 シリン・ネシャット(イラン/アメリカ)
■ 彫刻部門 エル・アナツイ(ガーナ)
■ 建築部門 ラファエル・モネオ(スペイン)
■ 音楽部門 ユッスー・ンドゥール(セネガル)
■ 演劇・映像部門 ミハイル・バリシニコフ(アメリカ/ラトビア)
第21回 若手芸術家奨励制度 対象団体
■ ズゥカック劇団・文化協会(レバノン)
授賞式典は、日本美術協会総裁の常陸宮殿下、同妃殿下ご出席のもと、10月18日(水)に東京・元赤坂の明治記念館で行われ、5部門の受賞者には、それぞれ顕彰メダルと感謝状、賞金1500万円が贈られる。若手芸術家奨励制度の対象団体には、9月12日(火)、ニューヨークでの受賞者発表の席上、奨励金500万円が贈られた。
10月19日(木)には、受賞者記念建築講演会として「ラファエル・モネオ 建築を語る」が鹿島KIビルにて行われる予定。
詳細については下記のURL参照。
高松宮殿下記念世界文化賞
http://www.praemiumimperiale.org/ja/
「受賞記念建築講演会2017」について
http://www.praemiumimperiale.org/ja/news/news/20170913
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