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「第6回LIXIL国際大学建築コンペ」 最優秀校決定



  • 審査委員と参加校3校の集合写真

  • 「INFINITE FIELD」モックアップ

  • 「INFINITE FIELD」イメージ

公益財団法人LIXIL住生活財団(以下:LIXIL住生活財団)は、次世代のサステナブル住宅の技術を模索・検証し、社会にその技術を発信することを目的に開催する「第6回LIXIL国際大学建築コンペ」において、2016年7月20日(水)に「経団連会館」(東京都千代田区)で行われた公開審査会にて、世界10カ国・12大学の中から最終審査に進出した上位3大学のプレゼンテーションを行い、最優秀賞にデンマーク王立芸術アカデミー(デンマーク)の「INFINITE FIELD」を選出した。
審査会では、審査委員長の隈 研吾氏(建築家、東京大学教授)、審査委員の野城 智也氏(東京大学副学長、東京大学生産技術研究所教授)、新谷 眞人氏(構造家、早稲田大学名誉教授)、塚本 由晴氏(建築家、アトリエ・ワン共同代表、東京工業大学大学院教授)、デイナ・バントロック氏(建築家、カルフォルニア大学バークレー校環境デザイン学部建築学科教授)によって白熱する議論が行われた。第6回となる今回は、「Comfort and Lightness(ライトウェイトな快適さ)」をテーマに、初めての試みとなる、組み立て・移動できる軽い住居を提案することとした。また今回、これもコンペ史上初となる、実際に学生たちが制作した提案作品のモックアップを会場に展示しての審査が行われた。
デンマーク王立芸術アカデミーの「INFINITE FIELD」は、人間の身体と木とが織りなす形までよく考えられた“ファニチャー(家具)の拡張”ともいえるような新しい建築のアプローチや、どのように素材を切り出し、組み立てていくかなどディテールを綿密に考えられた提案の完成度の高さ、さらに360度開かれたデザインが大樹町という空間のなかに置かれた際に大きな魅力となりうる点などが高く評価され、最優秀賞の受賞となった。
今後、最優秀賞を受賞した「INFINITE FIELD」は、隈研吾建築都市設計事務所のサポートのもと実施設計を行い、北海道大樹町「メム メドウズ」敷地内に2016年10月に竣工する予定。

《第6回LIXIL国際大学建築コンペ結果(※同賞内五十音順)》
◎最優秀作品(1作品)
デンマーク王立芸術アカデミー(デンマーク)
「INFINITE FIELD」
◎優秀作品(2作品)
HESAM University/パリ・ラ・ヴィレット建築大学(フランス)
「LEVITATING ATMOSPHERES」
横浜国立大学(日本)
「Light Skin House」

公益財団法人 LIXIL住生活財団ホームページ
http://www.lixiljsfound.or.jp/
コンペ公式サイト
http://www.lixiljsfound.or.jp/category/1835715.html


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