発酵文化芸術祭 金沢―みえないものを感じる旅へ
概要

金沢21世紀美術館は、「まちに活き、市民とつくる、参画交流型の美術館」をその特徴のひとつとして挙げています。開館以来、市民や産業界など様々な組織と連携を図り、地域に根ざした新しい美術館活動を展開してきました。
開館20周年記念となる本年度は、発酵の専門家や地域の醸造家、観光・まちづくりに関わる企業から構成される「発酵ツーリズム金沢実行委員会」と協働して、アートと発酵文化、そしてまち歩きが結びついた新たな「文化芸術祭」を開催します。

醤油や日本酒など日本を代表する発酵食の文化。なかでも金沢や石川県内にはカブにブリを挟み、糀で漬け込んだ「かぶらずし」やフグの卵巣を糠に漬け込み解毒する「ふぐのこ」など、海の文化が育んだ独自の発酵文化が根付き、数百年の歴史を宿す醸造蔵が数多くある地域です。
発酵を司る微生物という存在、美味しい発酵食品を生み出す水や風に恵まれ、そして戦争や災害を生き延びた数百年間の人々の暮らしの記憶。食と歴史、気候風土が一体になった金沢で、醸造家とアーティストが手を組んで、普段は目にみえない「発酵」をテーマに作品をつくりあげます。

美術館と実行委員会の両者が主催となり、美術館はプロジェクト工房を、一方、実行委員会は地域の醸造蔵(インスタレーション会場)を会場に活動を展開します。
まず、美術館のプロジェクト工房では、石川の発酵文化を紹介するパネルや映像などを展示。街歩きの情報を手に入れるインフォメーションセンターの機能も兼ね、発酵に関連する商品の物販も行います。
また、地域の醸造蔵では、醸造家とアーティストが手を組んで発酵をテーマに制作した作品を展示。観客は美術館をチェックイン場所として、各エリアの醸造蔵に設置されたインスタレーション作品を巡ります。

会期

2024年9月21日(土)~12月8日(日)

休館日

月曜日(一部会場は異なります)

時間

10:00-18:00  ※各エリア会場は後日当WEBサイト等で告知

会場

【美術館会場】 金沢21世紀美術館 プロジェクト工房
【インスタレーション会場】 大野地区、石引地区、野町・弥生地区、東山地区、白山市鶴来地区

料金

一般 2,000円 / 大学生1,500円 / 小中高生 800円( ガイドブック付き) / 未就学児無料
※チケットは9月上旬発売予定。各種割引、販売方法等は、後日当WEBサイトにて発表します。

アーティスト

【インスタレーション会場 参加アーティスト 6組】
三原 聡一郎、関口涼子、VIDEOTAPEMUSIC、遠藤薫、secca、Ferment Media Research(ドミニク・チェン、ソン・ヨンア、城一裕、三谷悠人)
【美術館会場 発酵カルチャー展示 1組】
小倉ヒラク&発酵デパートメント

主催

金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]、発酵ツーリズム金沢実行委員会

お問合せ

【 企画全体に関するお問い合わせ 】
発酵ツーリズム金沢実行委員会
MAIL:info@hakko-department.com

【美術館会場に関するお問い合わせ】
金沢21世紀美術館
TEL:076-220-2800
(火〜日、祝日10:00〜18:00)

詳細

https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=25&d=2078


Cookie(クッキー)
当社のウェブサイトは、利便性、品質維持・向上を目的に、Cookie を使用しております。詳しくはクッキー使用についてをご覧ください。
Cookie の利用に同意頂ける場合は、「同意する」ボタンを押してください。同意頂けない場合は、ブラウザを閉じて閲覧を中止してください。