開館5周年記念特別展 谷口吉郎の「金沢診断」 -伝統と創造のまちづくり-
趣旨

診断というと人体の心臓・肺・胃腸・血液などの検査により病を探し出す健康診断が思い浮かびます。都市の診断もそれと同じく、人口構成・経済力・公共施設分布・交通網などを数量的に把握し、都市力を計ります。ところが谷口吉郎らによる金沢診断は一般的に行われている都市力診断ではなく、個性や風格や景観といった都市の性格を問うものでした。人の診断で言えばその人の持つ価値観や美意識や心情などといった人となりに相当するでしょう。金沢診断を行ったのは、日本全体が敗戦の焼野原から復興し、経済成長と近代都市を構築していた頃で、その時金沢は非戦災都市ゆえに保存している江戸以来の営みと近代化開発への立ち遅れ感との間に迷いを抱えていました。当展では金沢診断がどのように登場し、どんな役割りを果たしてきたのかを辿りながら、金沢がいかにまちづくりの方向を定めたかを振り返ってみたいと思います。

会期

2024年6月23日(日)~2024年12月1日(日)

休館日

毎週月曜日   
※月曜日が祝日の場合はその直後の平日/年末年始(12月29日~1月3日)
 10月28日臨時開館、翌29日臨時休館

開館時間

9:30-17:00(入館は16:30まで)

会場

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館
(石川県金沢市寺町5-1-18)

アクセス

https://www.kanazawa-museum.jp/architecture/guide/index.html

観覧料

一般 800円、大学生・65歳以上 600円、高校生以下 無料
※本料金で常設展示もご覧いただけます。
※学生の方は入場の際、学生証をご提示ください。

関連イベント

開館5周年記念フォーラム 

■ 金沢のまちづくりを見つめなおす -谷口吉郎の「金沢診断」を起点に  
昭和42年(1967)、急激な近代化の時代に開かれ、まちづくりのターニングポイントとなった「金沢診断」。 この診断結果を受け止めた金沢が、どのようにまちづくりに取り組んできたのかを振り返るとともに、 全国のまちづくりとの比較を通じて、「金沢診断」の成果を探ります。
【日程】   令和6年8月24日(土)14:00~16:00(受け付けは13:30より)
【会場】   金沢市文化ホール 大会議室
【登壇者】(敬称略)
西村幸夫(國學院大学教授)
福光松太郎(金沢経済同友会代表幹事)
内田奈芳美(埼玉大学 大学院人文社会科学研究科 教授)
【司会】   水野一郎(谷口吉郎・吉生記念金沢建築館館長)
【参加人数・参加費】    120名(事前申込/先着順)無料
【申込方法】  こちらのイベントは終了しました。

■ 開館5周年記念特別展建築フォーラム「わたしの「金沢診断」」
様々な専門分野のゲストと一緒に参加者全員で金沢のまちについて考えます。
【日程】   令和6年10月19日(土)18:00~20:00(受け付けは17:30より)
【会場】   谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館 企画展示室
【登壇者】(敬称略)
竹内申一(金沢工業大学教授)
宮田人司(株式会社OPENSAUCE代表取締役社長)
岩本歩弓(編集者、イベントプランナー)
【司会】    西村幸夫(國學院大学教授)
【参加人数・参加費】    30名(事前申込/先着順)1,000円(企画展観覧料込み)
【申込方法】  WEB 申し込み (申込受付中)

主催

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館(公益財団法人金沢文化振興財団)

お問合せ

TEL:076-247-3031 FAX:076-247-3032
MAIL:kenchikukan@kanazawa-museum.jp

詳細

https://www.kanazawa-museum.jp/architecture/exhibition/kikakuten9.html


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