気候危機とアートのシンポジウム
概要

近年、気候危機と生物多様性の喪失はますます深刻化し、人々の生活に大きな影響を及ぼしています。そうしたなか、芸術セクターにいる私たちは今、どのようなアクションを起こすべきなのでしょうか。
世界における芸術セクターの二酸化炭素排出量は、約7000万トン(シンガポールの年間の二酸化炭素排出量をわずかに上回る)と言われており、この数字は航空業、農業、建設業などの産業セクターに比べると比較的少ないことがわかっています。一方で、気候危機の壊滅的影響を少しでも減らすために、芸術セクターにおいても、具体的なアクションを起こすことは喫緊の課題だと言えます。
加えて、芸術が果たす重要な役割の一つとして、作品や表現を通じて人々の環境意識を高めること、そして領域横断的に人々の連携を生み出すことが考えられます。
本シンポジウムでは、気候科学者や芸術関係者の基調講演やパネルディスカッションを通して、今後、アーティスト、美術館、ギャラリーやアートスペースなどをはじめ、芸術に携わるあらゆる人々が、気候危機対策の実践者となることを目指します。
当日は、日本に限らず海外における気候危機アクションの最新の動向やデータを紹介しながら課題や問いを参加者と共有し、芸術セクターの未来について共に考えます。何より重要なこととして、議論のみに収束することなく、私たち一人一人が意識を変え、日々の活動の中でできる範囲の脱炭素化をそれぞれが実現することを促します。

日時

2024年7月27日(土)13:00-17:00(12:30開場)

会場

代官山ヒルサイドプラザホール(代官山、渋谷区)
(東京都渋谷区猿楽町29-10 ヒルサイドテラス内)

定員

120名(要予約、入退場自由)

参加費

無料

登壇者

【基調講演】
茅野 恒秀(信州大学 人文学部 准教授)
ロジャー・マクドナルド(AIT TOTAL ARTS STUDIESプログラムディレクター/多津衛民藝館館長)

【パネルディスカッション】
片岡 真実(森美術館 館長/国立アートリサーチセンター長)
菊竹 寛(Yutaka Kikutake Gallery 代表)
鷲田 めるろ(十和田市現代美術館 館長/東京藝術大学大学院 准教授)
相澤 邦彦(ヤマト運輸(美術)スペシャルアドヴァイザー/コンサヴァター)

【モデレーター】
塩見 有子、堀内 奈穂子(AIT)

【パフォーマンス参加】
小林 エリカ(作家/アーティスト)

申込

Peatixよりお申し込みください。 
https://climatecrisisandart0727.peatix.com/

主催

特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョ [AIT/エイト]

お問合せ

お問合せ:https://www.a-i-t.net/contact/
電話:03-5489-7277
FAX:03-3780-0266

詳細

https://www.a-i-t.net/events/18220


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