「Distillations of Architecture - House / Means」フォーラム聴講募集
概要

建築と結びつけると、「Distillation(蒸留)」とは、無駄を排除し建築のアイデアを洗練するプロセスとして建築家デザイナーにとって大切な作業です。今回のフォーラムでは、建築の蒸留をテーマに現在様々な観点から興味深い手法と技術を用いて研究を行っている建築デザイナーと素材作家を招待しました。家具という概念を再考することから住空間もまた建築の蒸留の結果として精製される可能性があります。「Furniture(家具)」の語源は、フランス語の「fourniture」、ラテン語の「mobiles」まで遡ります。基本的に、それは移動性と適応性に基づき一定の耐久性を兼ね備えた生活機能を満たすオブジェや装置を指すようです。また一方、日本語の ”家’(house)と(動)’ 具’(means)を組み合わせた言葉は床を中心とした生活空間を反映しており椅子やテーブルなどが存在しなかった時代から受け継がれています。現在一般的な家具が消費品として量産されその概念さえもが家から切り離されるてゆく中、その現状にあたかも疑問を投げかけるかのように建築の要素を家具に融合させるような作風を持った建築家や素材や伝統技術の応用を試みる研究者がいます。彼らは可動性や連鎖性、コンパクトさを追求し、法的・経済的な課題に巧みに対応しながら、環境を重視し住的空間を再定義してます。多くのプロジェクトは都市から個々の人体までスケールを移行し、建築のアイデアを蒸留し、手段の経済性を体現しているかのようです。

今回のフォーラムに続き、今年11 月にはロンドンのAA スクールにて同タイトルの展覧会「Distillationsof Architecture - House / Means」の開催が予定されています。今回の4名の建築家デザイナーと4名の素材制作研究者がペアを組み、現代都市における家具と建築との曖昧な関係を体現するプロトタイプのオブジェクトを共同で制作する挑戦に臨みます。

日程

受付開始 14:30
講演時間 15:00〜17:30
懇親会  17:30〜19:00
※ラウンドテーブル形式の対談です。
※終了後は懇親会を予定しております。

会場

〒108-0014
東京都港区芝5-26-20 建築会館1Fホール

参加者

Ingrid Schroder(AA School 学⾧・建築家)
江頭  慎(AA School ディプロマユニットマスター/建築家・美術家) 
⾧坂  常(スキーマ建築計画)
常山 未央(Studio MNM)
山田 紗子(山田紗子建築設計事務所)
西川日満里・千葉元生・山道拓人(ツバメアーキテクツ)
岩岡孝太郎(飛騨の森でクマは踊る)

参加申込・問合わせ

下記特設サイトの申し込みフォームからお申込み下さい。
定員に達し次第、参加申し込みは締切りとさせて頂きます。

問合わせ窓口: 前田建設工業株式会社 設計戦略部(横井) 
Email:yokoi.s@jcity.maeda.co.jp
Tel: 070 1079 4264

主催

前田建設工業株式会社
Architectural Association School of Architecture

特設サイト

https://aaschool-maeda.jp/

詳細PDF

https://kenchiku.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/evt20240403-10-2.pdf


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