概要 | わたしたちはいま循環型社会への過渡期を生きています。永く使えるものをつくろう、不用なものは必要な人に譲ろう、壊れても捨てずに修理しよう、と。社会も地域も生活者も、この循環を目指しています。 しかし、ガラスはどうでしょう。およそ四千年前からくらしに寄り添ってきた日用品ですが、ひと欠けした途端に、廃棄か再生かの選択を迫られてしまう。たいせつに使っていたグラスは、すこしくらい欠けても危険だからといって、捨てられない。 本展では、割れても、歪んでも、それでも残されてきたガラスのオブジェたちと、それを撮りつづけた泊昭雄さんの写真を通して、身近なこわれやすいものとのつきあい方を見つめ直します。だれかの残したガラスには、くらしの記憶が宿ってみえます。 かつて、夕暮れ時のことを「誰彼たそがれ」と書きました。人も物も夕闇に溶けて、もうすぐ姿が見えなくなる寸前の世界。そんなものたちの晩年に目を凝らし、寄り添いたい。それは、無印良品が大事にしているものづくりの姿勢でもあります。 “ちょっと欠けたくらいがいい” という泊さんのように、身の回りに潜んでいる「誰彼たそがれ」に触れるきっかけとなれば幸いです。 ATELIER MUJI
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会期 | 2024年2月2日(金)~ 3月25日(月) |
会場 | 無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery2 |
営業時間 | 11:00~21:00 |
入場料 | 無料 |
関連イベント | 本展覧会中は、泊昭雄さんの在廊やイベントの開催を予定しています。詳細やお申し込みについては ATELIER MUJI GINZA 公式ウェブサイトや SNS で随時お知らせ致します。 |
書籍販売 | 書誌名『クチケル』 / 著者名:泊 昭雄 |
主催 | 株式会社良品計画 |
お問い合わせ・詳細 |
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