「前衛」写真の精神: なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄
概要

美術評論家の瀧口修造(1903-79)、絵画と写真で活躍した阿部展也(1913-71)、そして写真家である大辻清司(1923-2001)と牛腸茂雄(1946-83)。この4人を結びつける、日本写真史における特異な系譜をご紹介します。
1938年、東京で瀧口を中心とする「前衛写真協会」が発足。シュールレアリスム写真の可能性を探りました。戦争による切断の後、阿部の働きで、前衛写真は蘇ります。瀧口・阿部の薫陶を受けた大辻は、オブジェの写真から「なんでもない写真」へとさらに表現を展開、大辻の教え子である牛腸は内省的な『SELF AND OTHERS』(1977)で知られますが、実は前衛写真の強い影響を受けていました。本展覧会は、日本写真史の背後に潜む「前衛」の特異な精神を、4人の作家を通じて再浮上させよ うとする試みです。
4人の精神があぶりだす、「なんでもないもの」のとんでもなさ。どうぞ穴の開くほど、じっくりとご覧ください。

会期

2023年12月2日(土)~2024年2月4日(日)
前期:2023年12月2日(土)~2024年1月8日(月)
後期:2024年1月10日(水)~2月4日(日)

休館日:月曜日(ただし1月8日は開館)、12月29日(金)〜1月3日(水)、1月9日(火)

時間

10:00〜18:00(入館は17:30まで)
毎週金曜日は20:00まで(入館は19:30まで)

会場

渋谷区立松濤美術館
(東京都渋谷区松濤2-14-14)

アクセス

https://shoto-museum.jp/access/

入館料

一般 800円、大学生 640円、高校生・60歳以上 400円、小中学生 100円
※土・日曜日、祝休日は小中学生無料
※毎週金曜日は渋谷区民無料 
※障がい者及び付添の方1名は無料
※リピーター割引あり。観覧日翌日以降の本展会期中、有料の入館券の半券と引き換えに、通常料金から2割引でご入館できます。1枚の入館券につき、1回まで有効です。
※入館料のお支払いは現金のみとなっております。

主催

渋谷区立松濤美術館

お問合せ

https://req.qubo.jp/shoto-museum/form/TYMpjM9R

詳細

https://shoto-museum.jp/exhibitions/202zenei/


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