変化のかけらとその続き 原爆の図丸木美術館 調査の記録/改修計画案
概要

原爆の図丸木美術館は、丸木位里、丸木俊(赤松俊子)が、《原爆の図》を展示するために建設し、ふたりの存命中から度重なる増改築を経て拡張と変化を続けた稀有な美術館です。
現在、絵画制作の現場であり作家の生活の場でもあった建物を調査しながら、改修計画を進めています。
建物を調査すること。それは、破損や劣化を確認し、改善の必要な箇所を見つける行為であると同時に、建設からこれまでの間に生まれてきた、不可思議なパーツや脆弱なポイント(変化のかけら)も含めて、さまざまな部位に触れ、めでたり、いつくしんだりして、建物の癖を見つける行為でもあると私たちは考えています。
癖をつかんでから、こんどは、作品とともに変化を続けてきた美術館の次なる姿を思い描いています。
改修計画では、ちりやほこりに埋もれた時間の層を見つけ出してハイライトして、かつて流れたかもしれない時間に再び接続しながら、美術館が、これからの20年、30年を生き抜いていく姿を表現することを目指しています。
 ――齋賀英二郎/wyes architects

会期

2023年10月7日(土)〜12月10日(日)
9:00~17:00 (3月~11月)/9:30~16:30 (12月~2月)

休館日

月曜日 (月曜祝日の場合は翌平日)

会場

原爆の図 丸木美術館(埼玉県東松山市下唐子1401)

アクセス

https://marukigallery.jp/visit/#access

関連イベント

トークイベント
開催日時:11月23日
時間:14:00
出演:齋賀英二郎+八木香奈弥(wyes architects)、水沢勉(神奈川県立近代美術館長)、
   内山章(スタジオA建築設計事務所)、岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員)

主催

原爆の図 丸木美術館

問合せ

TEL:0493-22-3266
FAX:0493-24-8371
https://marukigallery.jp/inquiry/

詳細

https://marukigallery.jp/7082/


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