概要 | ギャラリーエークワッドでは、「百の診療所よりも一本の用水路を 中村哲の挑戦」展を開催いたします。 医師としてパキスタン、アフガニスタンで活動した中村哲は、2000年の大干ばつ以降、多くの患者たちの生活の根源にある、水不足、農地の枯渇の問題に目を向けました。自ら先頭に立ち建設された取水堰・用水路は10ヶ所に至り、現在までに計2万3800haの緑の大地が復活しました。周囲の村で農業の営みが蘇り、65万人以上の命を支えています。 中村は故郷・福岡県の山田堰に倣った「斜め堰」など日本の伝統的な治水技術を用い、現地の住民自ら維持、修復できる持続可能な方法を考えました。「主役は現地の人々」という姿勢は1984年の医師としての着任当初からゆるぎなく、その延長線上に用水路建設がありました。 本展覧会では、中村哲の生い立ちから、ハンセン病患者のためのサンダル工房、医療活動地域の広がりや井戸掘りなど長年にわたる活動を追い、集大成としての用水路建設とそこで活かされた技術について紹介します。そしてPMS/ペシャワール会をはじめ、現在も意志を継ぎ活動を続ける方々の声を届けます。「自然に生かされる人間が、この大地に生きるものとしての分限をどのように知るのか」と中村は問いかけました。この世界を生きていくための道標として、彼の言葉と活動を紹介します。 |
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展覧会期 | 2023年4月7日(金)~2023年6月22日(木) |
会場 | GALLERY A4(ギャラリー エー クワッド) |
アクセス | |
開館時間 | 10:00~18:00(土曜、最終日は17::00まで) |
休館日 | 日曜・祝日、4月29日(土)~5月7日(日) |
入館料 | 無料 |
関連イベント | ■トークショー「中村哲とともに歩み、受け継ぐ」 ※申込受付 3月15日(水)10:00~ ■上映会+トークショー ※申込受付 3月15日(水)10:00~ ■トークショー「命の水を運ぶ 暮らしを支える治水の技術」 ※申込受付 3月15日(水)10:00~ ■トークショー「中村哲との仕事、そしてこれから」 ※申込受付 4月7日(金)10時~ 場 所:竹中工務店東京本店2階Aホール(東京都江東区新砂1-1-1) |
主催 | 公益財団法人 竹中育英会 |
企画・共催 | 公益財団法人 ギャラリー エー クワッド |
問合せ | ギャラリー エー クワッド事務局 |
詳細 |
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