講習会「基礎からの防火材料-材料・工法で建築と人命を火災から守るために-」
主旨 |
建築材料・工法は、建築物の火災安全にかかわる重要な要素で,建築基準法には防火材料や耐火構造を始めとする構造の規定が設けられています。建築材料・工法と建築物の防火性能の関係は、21世紀に入った頃から建築基準法の性能規定化を背景に、大きく変化してきました。例えば、防火規定の性能規定化により、過去には構造を不燃材料とすることが前提だった大規模建築物が木造化するなど、多様な建築物が可能になっています。また、防火材料に関する試験法も大きく変化し、国際的標準化された試験法の利用により、材料の国際的流通を促進したり、実際の火災時に即した条件で火災安全性を評価できるようになりました。
こうして建築材料・構造の防火性能の考え方や基準が合理化された一方、その内容も複雑になってきました。そこで、建築防火の観点から建築材料・工法を解説することを目標に、基礎からの防火材料を編集しました。大学等で建築学,特に防災,建築材料を学ぶ方たちや,社会で建築に関わる設計・生産・行政・開発に携わる実務者の方たちが、多様な建築材料を火災安全と両立させて活用し,建築への色々な要求を解決されるうえで実践的な参考書となることを願っています。
本講習会では、書籍に沿ってわかりやすく内容をご説明いたします。奮ってご参加ください。
|
開催日 |
2022年9月14日(水)13:30~16:30
|
参加方法 |
Ⓐ会場参加
会場:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
アクセス:https://www.aij.or.jp/map.html
Ⓑリアルタイム動画配信(オンライン)
|
定員 |
- Ⓐ会場参加
- 50名
- Ⓑリアルタイム動画配信
- 制限なし
|
参加費 |
- Ⓐ会場参加
- AIJ会員 8,000 円、後援団体 10,000 円、その他 13,000 円
- Ⓑリアルタイム動画配信
- AIJ会員 8,000 円、後援団体 10,700 円、その他 13,700 円
|
プログラム |
- 13:30~13:40
- 主旨説明(1 章)/長谷見雄二(早稲田大学)
- 13:40~14:20
- 防火材料による防火対策と材料の難燃化(2~4 章、7 章)/成瀬友宏(建築研究所)
- 14:20~15:00
- 材料・工法の防火性能評価・試験方法(5、6 章)/田坂茂樹(東亜理科)
- 休憩
-
- 15:10~15:50
- 防火工法(I)─木造・住宅系(8 章)/上川大輔(森林総合研究所)
- 15:50~16:30
- 防火工法(II)─不燃構造・非住宅系(8 章)/森田武(清水建設)
|
CPD |
3単位
|
主催 |
日本建築学会 防火委員会
|
詳細・申込み |
- Ⓐ会場参加
- https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=663970
- Ⓑリアルタイム動画配信
- https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=664167※締切:2022年8月31日(水)
|