津田青楓 図案と、時代と、
概要

本展は、明治30年代に京都で多くの図案集を出版し、大正時代には夏目漱石らの本の装幀も手がけた津田青楓つだせいふう(1880-1978)を軸に、図案集と図案に関する作品を紹介します。青楓は、明治13(1880)年に京都に生まれました。明治から大正、昭和時代と目まぐるしく変化する社会の中で、日本画、洋画、工芸、書など幅広い分野で活躍しました。明治37(1904)年には、青楓自身も図案の研究会を結成し、日本画の師である谷口香嶠たにぐちこうきょうや、当時、京都に新たな美術やデザインをもたらした洋画家の浅井忠を顧問に迎えて雑誌の刊行も行っていました。前年に刊行した図案集『うづら衣』では「自己は自己の図案をつくらねばならん」と制作にかける意気込みを語っています。
それまでの形にとらわれず、自己の表現としても制作されるようになった図案。津田青楓の作品を通し、職人の仕事から美術家の作品へと昇華された「図案」の世界をお楽しみください。

会期

2022年6月18日(土)~2022年8月14日(日)
前期:6月18日(土)~7月18日(月・祝)
後期:7月20日(水)~8月14日(日)
※会期中、一部展示替えがあります

開館時間

10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(ただし7月18日は開館)、7月19日(火)、8月12日(金)

会場

渋谷区立松濤美術館
(東京都渋谷区松濤2-14-14)

アクセス

https://shoto-museum.jp/access/

入館料

一般|800円、大学生|640円、高校生・60歳以上|400円、小中学生|100円

関連イベント
  • 特別講座「津田青楓の図案の世界」
    日時:7月17日(日)14:00~15:00 地下2階ホール
    講師:大平奈緒子氏(本展担当学芸員)
    ※無料(要入館料 ※定員30名(要事前申込、先着順)
  • 学芸員によるギャラリートーク
    日時:7月1日(金)、9日(土)、24日(日)、各日14:00~14:30
    ※無料(要入館料) ※事前申込の必要はありません(土・日は要入館予約)
主催・問合せ

渋谷区立松濤美術館
TEL:03-3465-9421

詳細・申込み

https://shoto-museum.jp/exhibitions/196tsuda/


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