概要 | イギリスを代表する現代作家であるダミアン・ハーストは、30年以上にわたるキャリアの中で、絵画、彫刻、インスタレーションと様々な手法を用い、芸術、宗教、科学、そして生や死といったテーマを深く考察してきました。最新作である〈桜〉のシリーズでは、19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングといった西洋絵画史の成果を独自に解釈し、色彩豊かでダイナミックな風景画を完成させました。それはまた、1980 年代後半以降、継続的に抽象絵画を制作してきた作家にとっては、色彩や絵画空間に対する探究の大きな成果でもあります。大きいものでは縦5 メートル、横7メートルを超える画面に描かれた風景は、儚くも鮮やかに咲き誇る桜並木の下に身を置いた時のように、私たちを幻想的な世界に誘います。 2021年、カルティエ現代美術財団は本シリーズを世界で初めて紹介し、高く評価されました。この度、春には満開の桜がお客様をお迎えする国立新美術館に、国内で初めてのハーストの大規模な個展が巡回します。本展覧会のために、107点から成る〈桜〉のシリーズから作家自身が24点の大型絵画を選び、展示空間を作り上げます。コロナ禍で閉塞感を抱いていた多くの人々に絵画表現の魅力を存分に楽しんでいただける機会になれば幸いです。 |
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会期 | 2022年3月2日(水)~5月23日(月) |
開館時間 | 10:00~18:00 |
会場 | 国立新美術館 企画展示室2E |
観覧料(税込) | 当日▷1,500円(一般)/ 1,200円(大学生)/ 600円(高校生) ※チケット購入はこちらからhttps://www.e-tix.jp/damienhirst |
詳細 | |
主催 | 国立新美術館、カルティエ現代美術財団 |
共済 | 日本経済新聞社 |
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