「Wich Mirror Do You Want To Lick?(どの鏡を舐めたい?)」
-デザインにおける虚構と現実の狭間-
概要

フェイクニュースやイメージ編集で正しさの定義が揺らぐ今日、
デザインが生み出すのは「虚構」か「真実」か。
デザインされたイメージや物体が立ち上げる
オルタナティブ・リアリティをテーマに、
2016年のブルノ・ビエンナーレ(チェコ)を皮切りに
欧米諸国を巡回してきたデザインプロジェクト
「Which Mirror Do You Want To Lick?
(どの鏡を舐めたい?、略称WMDYWTL?)」の日本版が
2021年秋、東京藝術大学を舞台に開催される。

実現しなかったデザイン案や
実在しないアーティストの作品などを
テーマに集めたこの展示は、
近年のビジネスやテクノロジー指向の議論からは見えてこない、
デザインの性質、世の中に対する変革作用や
問いかけ的な側面を浮かび上がらせる。

開催される場所や時期にあわせて
内容を発展させてきた同展だが、
今回は日本では「教育」というコンテクストに挑戦。
東京藝術大学の学生たちがキュレーターとともに
欧州の展示内容を日本に「翻訳」する。

キュレーションを手がけるのは、
クリティカルなデザインの最前線で活動する
デザイナー集団アバケ(Åbäke)、
ユニークな書体デザイン知られるラディム・ペスコ(Radim Pesko)、
グラフィックアートのキュレーターとして活躍する
ソフィ・デデレン(Sofie Dederen)。
また、日本巡回展のゲストキュレーターには
東京藝術大学デザイン科教授・松下計、
『アイデア』前編集長・室賀清徳、
グラフィックデザイナー・鈴木哲生を迎える。

全42点の作品を対話とワークショップを通じて
「翻訳」するプロセスのなかで、
展覧会はさまざまな変化を遂げていった。
本展は思想そして文化としての「デザイン」に向き合う
重要な機会となるはずだ。

会期

2021年10月18日(月)〜11月7日(日)10:00〜17:00 *会期中無休

会場

東京藝術大学 陳列館
(東京都台東区上野公園12-8)

アクセス

https://www.geidai.ac.jp/museum/information/information_ja.htm

入場料

無料

キュレーター

アバケ、ソフィ・デデレン、ラディム・ペスコ、室賀清徳、鈴木哲生、松下計

主催

東京藝術大学 デザイン科 第4研究室 Visual Communication Lab

問合せ

ハローダイヤル:017-774-0991

詳細

https://wmdywtl-tokyo2021.tumblr.com/


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