概要 | 庭園史研究家の中田勝康氏が、20年余りの本格的な庭園行脚のなかで撮影を行い、満を持して『全貌 日本庭園 ─象徴庭園から抽象枯山水へ』を刊行されました。本書は、多様な日本庭園の全体像を的確なアングルで捉えた写真で解き明かす、意欲的鑑賞ガイドの書です。中田氏は『重森三玲 庭園の全貌』の著書でも知られています。 本セミナーでは著者の中田勝康氏を迎え、日本庭園におけるきわだつ造形とその魅力についてお話しいただきます。 中田氏が特に評価する庭園は、龍安寺石庭に代表される「自然石を抽象的に配布して、意図する自然を再構築した抽象造形」です。日本庭園は美しい自然を写すことから始まりますが、外来思想(宗教)を受け入れ、時代とともに造形の目的が変化してきました。具象的造形から象徴的造形へ、さらに抽象的造形へと、庭園の生成と発展プロセスを詳らかにしながら、オリジナルの日本庭園の系譜、抽象化度と造形の概念について提案します。 また、日本庭園を深く理解するために、宗教の教理を造形化した庭園を体系的に示します。ここであげる宗教は、神道、道教、仏教です。 本書では、日本独特の芸術分野として「日本庭園」を再発見し、世界へ発信することを提言しております。セミナーを通じ、ぜひ議論を深めたいと思います。 |
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開催日時 | 2020年11月28日(土)14:30~16:30頃 (開場14:00) |
会場 | 学芸出版社3階、タイルギャラリー京都 |
アクセス | |
配信方法 | Zoomミーティング
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定員 | 20名程度(お申込み先着順) |
参加費 |
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登壇者(敬称略) | 中田勝康 |
書籍情報 | 『全貌 日本庭園──象徴庭園から抽象枯山水へ』 |
申込み | |
詳細・問合せ |
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