概要 | 建築は多くのエネルギーを使う。エネルギーを扱うことは建築家の職能でもある。しかし、私たち建築家はエネルギー政策やエネルギー供給の問題に関して、これまでに何かを語ってきただろうか。 2019年5月、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部を改正する法律(改正建築物省エネ法)」が公布された。2017年の着工棟数全体の内、適合義務の対象となる建築物は3.4%であるものの、エネルギー消費量では全体の52.2%を占めるという推計が国土交通省から示されている。結果として、戸建て住宅(300㎡未満の)等において、設計者(建築士)から建築主への説明は義務付けるが、省エネ基準の適合義務化は見送られた。 建築が使うエネルギーを少なくする方法は、これまでも時代の変化とともに、断熱性をはじめとした基準が示されてきた。これからの省エネルギー基準は技術情報の体系を具体的・定量的に規定するものであり、規制のためのみにあるものではなく、設計行為において不可欠なツールを提供するためのものとも言える。 持続可能な未来に向けて、建築家は今まで以上にエネルギーの流れを理解し、より少ないエネルギーで持続可能な建築物や環境をデザインすることが求められている。単体の建築物の枠を超えて地球環境に配慮し、持続可能な地域づくりとして循環資源の活用や、再生可能エネルギーの利用にコミットしていかなければならない。 「エネルギーのことを考えている建築家は、ほぼゼロに近い。」 この言葉を目の当たりにした時、私たちはどのように受け止め、建築家として何から始められるのだろうか。 |
---|---|
会期 | 展示会:2020年2月23日(日)~ 3月2日(月)10:00~17:00(最終日15:00まで) |
会場 | 文化デザイナー学院 1階ギャラリー |
出展者 (敬称略) |
青山 立美 (株)青山建築設計事務所 |
会費 | 無料(懇親会は別途実費あり ※学生は無料) |
主催 | 公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部茨城地域会 |
詳細 |
Cookie(クッキー)
当社のウェブサイトは、利便性、品質維持・向上を目的に、Cookie を使用しております。詳しくはクッキー使用についてをご覧ください。
Cookie の利用に同意頂ける場合は、「同意する」ボタンを押してください。同意頂けない場合は、ブラウザを閉じて閲覧を中止してください。