野村不動産主催 トークイベント「都市の脈動をとらえよ」
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祝祭の機運が徐々に高まりをみせる東京五輪(2020)・大阪万博(2025)。遡れば55年程前に開催された東京五輪(1964)・大阪万博(1970)は、着実な戦後復興を遂げ、これからどのような国にしていきたいかを示す契機として位置付けられていました。1970年からバブルが崩壊する1990年のあいだには、国民一人当たりの国民総生産が、世界の最高位に迫る生活水準を享受するなど、日本が経済大国として世界の歴史に初めて登場する時期となります。
都市空間はといえば、戦後の占領政策によって大地主の解体と私有化の施行がなされ、土地の所有は細分化され、空間の様態は土地所有者の個別の決定が集積したものとなります。経済活動の中では、その単位を家族にまで最小化し、輸入された持ち家政策による住宅(土地)の購入を促進することで、日本経済の活性化が推し進められてきました。
このようにしていつしか幸せというものは、最小化された家族という単位によってこそ実現可能なものとされ、税制や金融、会社の福利厚生などがその実現を後押しし、いわゆる近代家族の像が形成されてきました。そしてこのような家族の幸せの実現に呼応するように、住宅は平均寿命が30年に満たないサイクルで、今なお更新を繰り返しています。
しかし、既に都市は成熟を遂げ、建物のストックも余剰しており、世帯構成が3人を切る時代となっています。家族を最小単位とする幸せの実現には限界が見られ、単位を超えた相互扶助・共有といった繋がりが、新たな価値として見直されています。
このように、産業化を推し進める過程で分断されてきた、あらゆる単位(家族・自然・社会)を再びつなぎ直すような関係性が、これからの都市には必要な要素ではないでしょうか。普遍的な資源を見つけ、再解釈してつなぐ。その端緒は成熟した都市の中にこそ、見つけられるのかもしれません。

登壇者
(敬称略)

ゲスト:塚本由晴、饗庭伸、宮崎晃吉
モデレーター:藤田大樹、山野辺賢治

日時

2019年2月13日(水)18:30~21:00(18:00~開場/受付)

会場

新宿野村ビル4F "NEON_terrace"(東京都新宿区西新宿1-26-2)

定員

先着70名

申込み・問合せ

お申込みは下記のメールにお問い合わせ下さい。
※入場無料になります。
野村不動産 山野辺
TEL:080-8900-9956
E-mail:k-yamanobe@nomura-re.co.jp

詳細PDF

https://kenchiku.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/01/evt20190131-8.pdf