課題 | 野生のガラス ツルツルピカピカで均質。 これは現代社会において、一般的に想起されるガラスのイメージだろう。しかし、そうではないガラスの新しい空間を構想することはできないか? 今回のテーマは、以下のような審査員の議論をもとに決定した。例えば、工業製品のガラスは、鉄やコンクリートと同様、近現代の建築を構成する基本的な素材だが、地域と分断された素材である。だが、近年、地域のなかでマテリアルを循環させることも注目されている。ヴァナキュラーなガラスというべきか。あるいは、ガラスはコントロールできるものの象徴だが、コロナ禍において露呈したのは、コントロールできない状況と、われわれはどう向き合うか、という問題であり、国や地域によってそれぞれの対応が違うことだ った。またリモート化によるコミュニケーションが普及したことで、画一的な場ではなく、あちこちでカスタマイズされた固有の場が重要になっている。 すなわち、中央のコントロールから、こぼれ落ちるもの。ローカライズに関わるこれらの考え方を縫合する言葉として、「野生のガラス」が選ばれた。一見、相容れない「野生」と「ガラス」が結びつくことによって、ほかにも様々な読みが可能なキーワードになるだろう。なお、提案はプロダクトというよりは、空間の可能性を提示して欲しい。そして鋭く批評的かつポジティブな作品を期待している。 |
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審査委員 (敬称略) |
【審査委員長】 【審査委員】 【コーディネーター】 |
賞金 | 総額170万円 |
応募方法 | 下記コンペ公式HPの「応募者登録」ボタンよりご登録ください。 |
作品登録方法 | 「KENCHIKU」会員ページにログインし、「登録済みコンペ・イベント」に表示された「第28回空間デザイン・コンペティション」の「作品登録」ボタンを押して作品を登録してください。
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応募・作品登録締切日 | 2021年10月4日(月)16:00まで |
発表 | 審査の結果は応募者に通知するとともに、「新建築」2022年1月号にて発表します。 |
質疑 | 課題に関する質疑応答はいたしません。 |
その他 | 応募に際しての注意 応募作品について
賞金について |
主催 | 日本電気硝子株式会社 |
共催 | 電気硝子建材株式会社 |
協賛 | 株式会社 新建築社 |
問合せ | 空間デザイン・コンペティション事務局 |
公式HP |
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