概要 | 昨今のコロナ禍のなか、私たちの生活は「リモート」や「テレ」という非接触の方向へ強く舵を切り始めています。食堂やコンビニで目にするアクリル板等は、その即物的な最たるものといえるでしょう。考えてみればこれらの状況は、人間社会のこれまでが、「触れること」すなわち人々が出会い、交換し、手を握り合い、議論するといったコミュニケーションに至上の価値を置いてきた、そのことの対岸にあるものといえます。であれば逆に、この「触れないこと」こそが、社会のなかでの不可避のシステムとして機能してくる未来を予測することもできるのではないでしょうか。今回の課題ではこうした流れから、「触れること」に至上の価値を見出してきた「住宅」という機能が、「触れないこと」へ接近して行ったとき、どのように空間の質を変質させられてゆくのか、そのことに思いを馳せてみたいと思います。提案していただきたいのは、ただ単に(視覚|聴覚|嗅覚|味覚|触覚的に)「触れない」まま同居する方法ではありません。「触れない」ことのなかに見いだされてゆく、新しい未来のコミュニケーションの可能性、 “触れられないからこそ触れることができてしまう“ 、そんなしつらえについてなのです。未だ見ぬ世界風景を提示していただきたいと思います。 |
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応募締切 | 2020年11月24日(火)当日必着 |
応募資格 | 建築を学ぶすべての学生。個人・グループどちらも応募可。 |
審査員(敬称略) | 前田 紀貞 |
審査方法 | 公開審査会場での審査員からの質疑を経て決定します。 |
公開審査・表彰式 | 2020年11月28日(土)13:00~ |
入選賞金 | 総額 300,000円 |
主催 | 広島工業大学建築・環境系学科同窓会 五三会 |
特別協賛企業 | 総合資格学院 |
主催・問合せ |
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