概要 |
新しい木の建築材料として開発されたヨーロッパ発のCLT(クロス・ラミネイティッド・ティンバー)は、日本でも、これまで木材があまり使われてこなかった非住宅や中・大規模建築物などに用いられることにより、林業及び木材産業の成長産業化による地方の持続的な産業育成と雇用確保を通して、地方創生の実現に寄与するものとして、関心が高まっています。また、木材が持つ断熱性・調湿性による建築物の省エネ・省CO2化など、人や環境に優しい都市づくりの面でも効果が期待されている材料です。
日本CLT協会では、CLTの様々な利用方法の可能性を見い出し、これを普及・活用促進する機会となるようにCLTを使用した未来の風景を幅広い視点から2部門で募集します。
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募集内容 |
テーマは「5階建て以下の事務所建築」です。CLTの普及が進むヨーロッパなどでは、CLTを採用することで中・大規模建築などのこれまでにない木造建築物が多数建てられるようになっています。CLTの普及を目指す日本においても、中・大規模建築へのCLTの適用は、これから目指していくべき大きなテーマです。
今回はその中でも「5階建て以下の事務所建築」にたいする提案を募集する理由は、広く需要がある建物であり、全国的に波及効果も大きいからです。また、これまで木造のマーケットとして捉えられてこなかった新たな分野であることも大きな理由です。RC造等からのただの置き換えではなく、新たな価値を生み出すような提案を募集します。
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課題 |
5階建て以下の事務所建築の設計のためには、構造、意匠、設備、性能(防耐火、遮音、温熱、施工など)上、解決すべき様々な課題があります。これらの課題にたいする提案を含んだ内容としてください。
鉄筋コンクリートや鉄骨、CLT以外の木質材料など、他の材料・工法と組み合わせてCLTを部分的に利用する提案も幅広く受け付けます。
設計は告示の範囲のものでも、告示の範囲を超えた大臣認定取得を想定した提案でも、どちらでも構いません。なお建築基準法上の、耐火構造等とすべき木造建築物の対象の見直し(高さ13m・軒高9m超 →高さ16m超・階数4 以上)についても、本コンテストでは法令の改正に先立ち、適用を認めます。
また事務所以外の用途の区画または階を設けることも可能ですが、建物全体の主要用途としては事務所としてください。
提案にあたっては、実在する任意の場所を設定してください。日本国内であればどの地域であっても構いません。ただし、どのような街のどのような場所かということも表現してください。
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応募資格 |
- 設計の実務経験者、建築を学ぶ学生(大学生、大学院生、専門学校生など)
- 年齢不問。CLT設計の実績の有無は問いません
- 複数名によるチームでの参加も可能です(企業としての参加も可能です)
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応募締切 |
2018年10日31日(水)まで
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応募方法 |
※応募・作品登録にはKENCHIKUサイトへの登録が必要です。
応募・作品登録方法
- 上記「応募フォーム」ボタンを押し、ログイン画面にKENCHIKUサイトID・パスワードをご入力ください。
- 応募登録フォームに、必要事項をご記入の上ご登録ください。
- 応募登録完了後、ご登録メールアドレスへ完了メールが送付されます。
メール内に記載のKENCHIKU会員ページへログイン後、「設計部門」バナー部の「作品登録」ボタンよりご作品をご登録ください。
作品登録について
A2(420×594mm)横使い2枚以内のPDFデータでKENCHIKU会員ページより応募してください。
【応募データ】
図面、パース、ドローイング、CG、模型写真など表現方法や書式は自由です。
文字の大きさは14ポイント以上としてください。
データ容量は最大20MBまでとします。
文字データはフォント埋め込みをしてください。
*ホームページに掲載する際にJPGに変換しますが、その場合色彩・色調が多少変わる可能性があることをご了承ください。
【応募点数】
応募者1名もしくは1グループにつき1点。
【応募上の注意】
ア)応募作品の中には、個人・団体等を特定する記載はしないでください。
イ)応募データには作品以外のものが一緒に入らないように、また、天地が逆にならないよう応募してください。
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審査基準 |
本コンテストの趣旨を踏まえ、以下の項目を考慮して審査します。
- 技術的課題に対する具体的かつ効果的な提案が含まれているもの
- CLTが使われている理由が明確であるもの
- CLTの利用について普及効果があるもの
- 林業・林産業の振興に資するも
- CLTを使用した工法の新たな技術開発に資するもの
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審査方法 |
審査員の合議により各賞を選定します。
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審査結果発表 |
2018年11月下旬頃、CLTアイディアコンテスト特設ページ上や建築系雑誌等にて発表します。
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審査委員 |
- 審査委員長
- 三井所 清典(芝浦工業大学 名誉教授)
- 審査委員
- 坂本 雄三(東京大学 名誉教授)
- 腰原 幹雄(東京大学生産技術研究所 教授)
- 安井 昇 (桜設計集団一級建築士事務所 代表)
- 原田 真宏(芝浦工業大学 教授)
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表彰 |
農林水産大臣賞:1点
国土交通大臣賞:1点
環境大臣賞:1点
(副賞:CLT 10㎥ or 海外CLT視察ツアーご招待 or 賞金50万円)
学生賞(日本CLT協会賞):1点程度
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表彰式 |
- 開催日時
- 平成30年12月中旬ごろ
- 開催場所
- 東京都内
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注意事項 |
応募作品の活用
応募作品については、日本CLT協会がおこなう広告、出版物、ホームページ、イベントの展示などに使用することがあります。
応募にあたり
- 応募作品は応募者本人自作のもので国内外において未発表作品に限ります。
- 応募作品の制作および送付・移動における費用はすべて応募者がご負担ください。
- 主催者は提出物受理後、応募作品の管理について万全の注意を払いますが、天災、その他不慮の事故・破損・紛失については一切の責任を負いません。
- 提出された作品および資料は返却いたしません。
- 作品の受付および審査において、応募者に問い合わせすることがあります。
- 作品の受付および審査において、応募者に問い合わせすることがあります。
- 公序良俗その他法令の定めに反するもの、誹謗中傷を含むもの、著作権その他第三者の権利を侵害しているものについては、審査の対象外となります。また、受賞発表後であっても、これらの条件に反していることが判明した場合、受賞を取り消します。なお、その場合に生ずる損害について賠償は一切おこないません。
- 応募作品の意匠、特許、実用新案、商標、著作権などに関する全ての知的財産権は応募者にあります。そのためこれを保護する責任は応募者本人となりますので、応募の際は応募者が自ら必要に応じて権利保護等の措置を講じてください。応募作品につき著作権等の侵害による争議が生じた場合、日本CLT協会は一切の責任を負いません。
- ただし入賞作品について、作品の意匠登録を行う場合は主催者側で意匠登録出願費用を負担いたします(手続きの代行は主催者側で行いませんが、意匠登録出願費用を負担します)。
- また主催者は、受賞作品および応募作品を展示会やウェブサイト、プレスリリースその他各種媒体で使用することができます。この際併せて、「受賞者および応募者の氏名、年齢、住所(都道府県名に限る)」につき、公表する場合があります。
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個人情報の 取り扱いに ついて |
- 本イベント応募者の個人情報は、次の目的で使用します。
✓本イベント審査・結果発表のため。
✓本イベントに関する確認事項の連絡。
- 本イベント応募者の氏名などは、主催者が発行する広告、出版物、ホームページ、イベントの展示などに使用することがあります。
- 上記目的のほか、ご本人の同意を得た範囲内で利用させていただく場合があります。
- 本コンテスト応募者の個人情報は、ご本人の同意なく利用目的達成に必要な範囲以外の利用および第三者への開示・提供はいたしません。ただし、法律のもと正当に請求された場合はこの限りではありません。
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主催 |
一般社団法人 日本CLT協会
本コンテストは、「平成30年度林業成長産業化総合対策補助金(CLT等新たな木質建築部材利用促進・定着事業のうちCLT建築物等の設計者等育成)」の一環として実施します。
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お問合せ |
応募とコンテストに関するお問合せ
株式会社建報社「CLTアイディアコンテスト2018」事務局
〒104-0033 東京都中央区新川1-25-9 明産新川シティビル6F
TEL:03-5244-9335 FAX:03-5244-9338
E-mail:clta@kenchiku.co.jp
CLTアイディアコンテスト2018に関するお問合せ
一般社団法人日本CLT協会 http://clta.jp/
〒103-0004 東京都中央区東日本橋2-15-5 2F
TEL:03-5825-4774
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関連情報 |
CLTアイディアコンテスト2018 アイディア部門
http://www.clt-contest.jp/idea.html
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過去のコンペ |
これまでのアイディアコンテスト・デザインコンペ
http://clta.jp/compe/
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公式HP |
http://www.clt-contest.jp/plan.html
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