課題 | 生きもののようなガラス 謎めいた問いかけである。当然、ガラスは生きものそのものではない。だからこそ、「〜のような」という比喩的な表現を使っており、何をもって生きものらしさのイメージを建築に重ねあわせるのかは、様々な解釈がありうる。例えば、20世紀に日本が海外に発信したもっとも有名な建築理論のメタボリズムは、生物の新陳代謝に注目したし、丹下健三の東京計画1960も脊椎動物を参照しながら、線的に成長するヴィジョンを提示した。また環境制御装置として被膜が動く建築、もしくは藤森照信の独特な造形やテクスチャーを生きもののように感じる人もいるだろう。 では、ガラスはどうか。しばしば冷たい素材と思われがちだが、そのイメージを変え、新しい感覚を創出できないだろうか。第一に、人間が生きもののように感じるケース。例えば、インタラクティブにふるまうガラス。親近感をおぼえるガラス細工や、ぐにゃぐにゃのガラス建築である。第二に、ガラス自体の物性に注目すること。ガラスは液体が固体の状態になったものだが、融点が低くなれば、その行き来は簡単に起き、気温によって膨らむなどの変化が起きるかもしれない。また風が吹けばそよぐような極薄のガラスも登場しており、先端技術の可能性もデザインに接続するだろう。 生きもののようなガラスから、これまでになかった魅力的な建築を発想して欲しい。 |
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審査委員 (敬称略) |
〔審査委員長〕 |
賞金 | 総額170万円 |
応募方法 | 下記コンペ公式HPの「応募者登録」ボタンよりご登録ください。 登録完了後、お手元に登録完了メールが届きます。 |
作品登録方法 | 「KENCHIKU」会員ページにログインし、「登録済みコンペ・イベント」に表示された「第25回空間デザイン・コンペティション」の「作品登録」ボタンを押して作品を登録してください。
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応募・登録締切日 | 2018年10月9日(火)16:00まで |
発表 | 審査の結果は応募者に通知するとともに、「新建築」2019年1月号にて発表します。 |
質疑 | 課題に関する質疑応答はいたしません。 |
その他 | 応募に際しての注意 応募作品について
賞金について |
主催 | 日本電気硝子株式会社 |
共催 | 電気硝子建材株式会社 |
協賛 | 株式会社 新建築社 |
問合せ | 空間デザイン・コンペティション事務局 |
公式HP |
Pick-Up
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