課題 | 「かわいいガラスブロック」 近代以降、ガラスブロックは様々な局面で使われ、モダニズムが新しい空間を形成することに貢献してきた。例えば、オットー・ワグナーによるウィーン郵便貯金局では地下に光をもたらす床面に、ピエール・シャローによるガラスの家では大胆に壁に用いて光のスクリーンを出現させた。一般的にガラスブロックは、省エネルギー、快適性、安全性、メンテナンスフリーなどの機能性にすぐれている。が、一方でガラスブロックは、四角い単位を組み合わせた厚い壁のイメージも定着し、その使い方があまりアップデートされていない。また冷たくて硬いと感じる人もいるかもしれない。そこで21世紀に入り、真壁智治らが注目し、シンポジウムや書籍を通じて、建築界でもよく語られるようになったキーワードのひとつである「かわいい」という形容詞と接続させることによって、なにが出てくるのかわからない、ガラスブロックの刷新をはかろうとするのが、今回の課題である。 「かわいい」と「ガラスブロック」。語感は良いのだけれど、意外な言葉が出会うことで、いったん旧来のガラスブロックをリセットし、デザインの想像力を飛翔できるのではないか。おそらく、形態や色彩といったプロダクトのレベル、組み合わせ方や建築において使う箇所、あるいは建築の用途など、いろいろなバリエーションが考えうるだろう。もっと人々に愛される「かわいいガラスブロック」の建築を提示してほしい。 |
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審査委員 (敬称略) |
〔審査委員長〕 |
賞金 | 総額170万円 |
応募方法 | 下記コンペ公式HPの「応募者登録」ボタンよりご登録ください。 登録完了後、お手元に登録完了メールが届きます。 |
作品登録方法 | 「KENCHIKU」会員ページにログインし、「登録済みコンペ・イベント」に表示された「第24回空間デザイン・コンペティション」の「作品登録」ボタンを押して作品を登録してください。
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応募・登録締切日 | 当コンペの応募は10月6日(金)をもって終了いたしました。 |
発表 | 審査の結果は応募者に通知するとともに、「新建築」2018年1月号にて発表します。 |
質疑 | 課題に関する質疑応答はいたしません。 |
その他 | 応募に際しての注意 応募作品について
賞金について |
主催 | 日本電気硝子株式会社 |
共催 | 電気硝子建材株式会社 |
協賛 | 株式会社 新建築社 |
問合せ | 空間デザイン・コンペティション事務局 |
公式HP |
Pick-Up
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