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産学民協同研究プロジェクト「COCOLABO 2012」



  • 「ココラボモデル2012」内観(コスモスイニシア提供)

  • 廊下 羽目板張りの壁と扉(コスモスイニシア提供)

(株)コスモスイニシアが取り組んでいる産学民協同研究プロジェクト「COCOLABO(ココラボ)2012」の研究成果が、同社が千葉県内で分譲中の「リノマークス津田沼」の一室にて披露された。
「リノマークス津田沼」は、商社の社宅だった築19年の中古マンションを一棟まるごとリノベーションしたもので、同社としては4棟めのリノベーション物件となる。

同社では、居住者のライフスタイルにあわせて住みながら空間をカスタマイズし、時間をかけて理想の住まいに近づけていくべきと考えている。これら住まいの可能性を拡げるプロジェクトとして、同社と、東京工業大学塚本研究室(准教授塚本由晴)、一般の生活者の三者間で研究を続けてきた。今回公開された一室はそのひとつの解である。

平成24年度の研究テーマは「住まいながら手を入れることができる『余白』のある住宅」。先ずこだわったのは壁床天井などの内装素材。フローリングはナラの無垢材で、あえてワックスをかけず、傷がついても手入れをしながら住み続けることで愛着を覚え、あじわいも出るのではないかと考えた。床柱や床框で用いた北山杉も同様に無垢材とした。天井に葦を使った和室は、収納スペースの確保も兼ねて床レベルを上げることで、リビングに立っている人との視線の高さをずらし、正座して眺めるベランダ越しの風景に差異を生み出すことに成功した。玄関からリビングに続く廊下の壁と寝室の扉面材もナラの無垢材による羽目板張りとし、釘をうってラックなどを後付けできる。照明は和紙テイストのシェードをコーディネートした。

今回の「ココラボモデル」での研究結果を踏まえ、今後コスモスイニシアが手掛けるリノベーション物件の商品開発に役立てていく予定。

ココラボ公式サイト
http://www.cocolabo.jp/
コスモスイニシア ニュースリリース
http://www.cigr.co.jp/cosmosinfo/news/2013/news236.html
同ニュースリリース
http://www.cigr.co.jp/cosmosinfo/news/2013/news237.html


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