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2019年日本建築学会賞 受賞作品決定



  • 新豊洲Brillia ランニング スタジアム  photo/nacása&partners

  • 桐朋学園大学調布キャンパス1号館  野田東徳(雁光舎)/ Harunori Noda [Gankohsha]

一般社団法人日本建築学会より、2019年日本建築学会賞(作品)が発表された。
2019年日本建築学会賞(作品)は、主として国内に竣工した建築の設計であって、技術・芸術の進歩に寄与する優れた作品に与えられる。候補業績51作品のうち8作品の現地審査を経て、下記の作品が2019年日本建築学会賞(作品)として選出された。

■新豊洲 Brillia ランニング スタジアム
武松 幸治 (㈲ E.P.A環境変換装置建築研究所取締役)
萩生田 秀之(㈱ KAP代表取締役)
喜多村 淳 (太陽工業㈱ 設計本部東日本設計部設計課長)

■桐朋学園大学調布キャンパス1号館
山梨 知彦 (㈱日建設計常務執行役員設計部門代表)
向野 聡彦 (㈱日建設計フェロー役員エンジニアリング部門エンジニアリングフェロー)

選考理由(抜粋)

「新豊洲 Brillia ランニング スタジアム」は、東京豊洲の埋立地にあたかも自然現象の一つの表出であるかのように軽やかに佇むETFEの膜、鉄骨のフレーム、木の湾曲集成材による知的で無駄のないハイブリッド架構屋根が印象的な作品。架構、無駄のないプランニング、鉄骨桁梁、RC柱脚など一つ一つの部位に納得のゆく細かな建築的工夫が散りばめられるなど新しい建築技術、手法、建築家の役割が濃密に積層された作品でありながら一つの建築を創り上げてゆこうとする人の無垢な喜びに満ち溢れ、清潔感溢れる爽やかな <人の居場所>を創出させている点が高く評価された。

「桐朋学園大学調布キャンパス1号館」は、典型的な郊外の住宅地に音楽大学という大型建築を埋め込むために施された様々な工夫が、そのままこの建築の形となり建築に説得力を与えている。例えば、レッスン室の大きさは既存施設の詳細なリサーチから割り出され、その配置も時間割の分析から割り出すなど音楽大学というプログラムを最大限に生かすことで、全てが必然に感じさせるデザインに仕上がり、不要なものを極限まで削ぎ落とした無機質な空間でありながら、学生の創造力を刺激する豊かな空間が実現されている点が高く評価された。

一般社団法人日本建築学会では、受賞者記念講演会の開催を予定しており、開催日時ならびに会場は、近日中に発表される予定。

●(一社)日本建築学会 https://www.aij.or.jp/