建築家・吉村順三の眼(まなざし)ーアメリカと日本一
概要

吉村順三は、第二次世界大戦をはさんで日本とアメリカを行き来し、日本の建築文化をアメリカに伝えた建築家です。
1940年、吉村はペンシルベニア州ニューホープに帰国していたアントニン・レーモンドに招かれ、開戦の直前までの14か月間、レーモンド夫妻とともに暮らし、コロニアル建築の素朴な空間やニューヨークの摩天楼に至るまでを間近に経験します。その経験は、吉村が日本建築の伝統の中に潜む、近代建築の要素を再発見するきっかけとなりました。
戦後、吉村は、アメリカで経験したモダンライフを日本の建築に取り込むと同時に、日本の感性や思想を、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の中庭に建設した「松風荘」をはじめ、モテル・オン・ザ・マウンテンなどの作品を通じてアメリカに紹介し話題となります。本展は、吉村がアメリカで担当した作品から、国際的に活躍する芸術家等との交流から生まれた日本の作品までを、スケッチや写真、映像を交えて紹介し、その業績を明らかにするものです。
吉村の作品は、今でも精彩を失わず、時を経ることで、むしろ使い手の心地よさが増す建築として継承ざれています。それらの事例から、真摯で誠実な吉村順三の建築家としての眼差しに触れる機会となれば幸いです。

会期

2023年12月22日(金)~2024年3月28日(木)

開館時間

10:00-18:00(土曜、最終日は17: 00まで)

休館日

日曜・祝日、12月28日(木)~1月4日(木)

会場

GALLERYA4(ギャラリーエークワッド)
(東京都江東区新砂1-1-1 竹中工務店東京本店1F)

アクセス

https://www.a-quad.jp/about/information.html

入場料

無料

関連イベント

*お申込みは下記HPをご覧ください/全て参加無料/①③会場:竹中工務店東京本店2階Aホール予定

①シンポジウム「吉村順三の建築 ―アメリカと日本― 日本編」
日 時:2024年2月13日(火)18:00~20:00
場 所:竹中工務店東京本店2階Aホール(東京都江東区新砂1-1-1)
講 師:益子義弘(建築家、東京藝術大学名誉教授)
    林寛治(建築家、吉村順三設計事務所元所員)
    藤井章(建築家、吉村順三設計事務所元所員)
    大澤悟郎(建築家、猪熊邸継承者)
    松隈洋(神奈川大学教授、京都工芸繊維大学名誉教授)
定 員:100名 要事前申込(先着順)
参加費:無料
※受付を終了しました。後日配信決定。詳細は公式HPにてご案内いたします。

②シンポジウム「吉村順三の建築 ―アメリカと日本― アメリカ編」
(期間限定配信)
講 師:ケン・タダシ・オオシマ(ワシントン大学教授)
    田中厚子(建築史家)
    シャーロット・レーモンド(写真家、レーモンド・ファーム・センター 共同ディレクター)
    ウィリアム・ウィテカー(ペンシルベニア大学建築アーカイブ キュレーター)
    松隈洋(神奈川大学教授、京都工芸繊維大学名誉教授)
配 信:2024年2月上旬予定
※配信日の詳細は後日公式HPにてご案内いたします

③シンポジウム「吉村順三の眼差しを継承すること」
日 時:2024年3月6日(水)18:00~20:00
場 所:竹中工務店東京本店2階Aホール(東京都江東区新砂1-1-1)
講 師:益子義弘(建築家、東京藝術大学名誉教授)
    藤井章(建築家、吉村順三設計事務所元所員)
    堀部安嗣(建築家)
    六角美瑠(建築家、神奈川大学教授)
定 員:100名 要事前申込(先着順)
参加費:無料
※受付を終了しました。後日配信決定。詳細は公式HPにてご案内いたします。

主催

公益財団法人ギャラリーエークワッド

特別協力

吉村隆子(公益財団法人ソルフェージスクール理事長)

お問合せ

ギャラリーエークワッド事務局
TEL:03 6660 6011  E ma i I : gallery@a quad.jp

公式HP

https://www.a-quad.jp/


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