日埜直彦『日本近現代建築の歴史』を語る
概要

日埜『日本近現代建築の歴史』は歴史という見方を通じて現代の日本の建築の状況を、可能な限り客観視することを目指している。
そのために日埜は、
・明治維新以来現在にいたるまでの一貫した通史的記述
・現在の状況をかたちづくった歴史的因子の抽出
を行った。そこから見えてくる現在は、当然のことながら建築にたずさわる者にとって切実なものだ。

「日本の現代建築は国際的に高く評価されているが、しかし我々が日常において目にする街角の建築は貧しい。現代の日本の建築のこの二つの現実のあいだのコントラストが、我々の困難の根本にある。そしてこのコントラストもまた、とりもなおさず明治維新以来の150年の歴史の産物として生まれたものだ。
それが歴史の産物だということは、そうでない歴史もあり得たし、またそうでない未来があり得るということだ。現状への消極的な諦念を覆すために、この歴史の轍を直視したい。過去を知ることそのものよりは、未来の展望に向けた話をしたい。」日埜直彦

司会

中谷礼仁(なかたに・のりひと、早稲田大学教授)

日時

2021年12月18日(土)13:00~16:00(会場12時半から)

会場

早稲田大学西早稲田キャンパス・55号館一階大会議室(東京都新宿区大久保3−4−1、営団副都心線西早稲田駅より徒歩0分)

ZOOMオンライン会場
https://zoom.us/j/93531175207?pwd=c1V3RWRWQklrenY3emg1ZlRCb0Vidz09
ミーティングID: 935 3117 5207
パスコード: 310926

参加費

無料

事前予約

不要


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