シンポジウム 「葛西臨海水族園の長寿命化を考える」
概要

葛西臨海水族園は、1989(平成元)年のオープン以来5,500万人超の市民が訪れ、今や東京都の貴重な文化・レクリエーション施設となっています。その水族園も開園から30年を経て、バリアフリー対策も含め飼育設備の更新の時期を迎えています。
東京都は2018年「葛西臨海水族園のあり方検討会」を開催し、報告書も発表しました。今年度には「葛西臨海水族園事業計画検討会」が開催されています。
問題は、今年度の検討会の前提として、「既存施設は老朽化し水族館機能を果たさないと断定している」ことであり、既存施設の将来についての議論が全くなされないまま、新たに計画されている施設へ水族館機能をすべて移すことになっています。東京都は明言を避けていますが、水族館機能を奪われた既存施設は、取り壊される可能性が十分にあります。
今必要なことは、既存水族園についてその健康度を再調査した上で、建築的、文化的価値を改めて論じ、将来を見据えた既存施設のあり方とサスティナブルで健全な水族館の運用方法を考えることであり、東京都が提唱する「接続可能な社会」を達成することです。
東京都に既存施設の機能維持と長寿命化を考慮した適切な水族園の整備計画を再考していただきたいと強く願い、「葛西臨海水族園の長寿命化を考える」と題して緊急シンポジウム開催します。

日時

2019年12月19日(木)13:00〜17:00

会場

建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)

アクセス

https://www.aij.or.jp/jpn/guide/map.htm

参加費

無料

定員

250名(申込み先着順)

申込方法

Web申込み https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=625213 よりお申し込みください。

プログラム
(敬称略)

総合司会:安田幸一(東京工業大学教授、東京都葛西臨海水族園検討会委員)

13:00
会長挨拶:竹脇出(京都大学教授、本会会長)
13:05
基調講演:槇文彦(槇総合計画事務所代表)
13:30
東京都が進める葛西臨海水族園基本事業計画概要と問題点
柳澤要(千葉大学教授、東京都葛西臨海水族園検討会委員)
13:40
葛西臨海水族園のライフサイクルについての概説
村田博道(森村設計副社長)
講演:安部義孝(ふくしま海洋科学館長、元東京都葛西臨海水族園長)
   仙田満(東京工業大学名誉教授、本会元 会長)
   古谷誠章(早稲田大学教授、本会 前会長)
   松隈洋(京都工業繊維大学教授、DOCOMOMO Japan)
15:20
休憩
15:30
討論会:討論会司会:森山高至(建築エコノミスト)
16:20
会場からの質疑
16:50
まとめ:田中友章(明治大学教授、本会総務理事)
主催

一般社団法人 日本建築学会

詳細PDF

http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2019/191219.pdf


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