パラランドスケープ “風景”をめぐる想像力の現在
概要

普段何気なく見ている風景も、見る人の背景にある文化や生活が異なれば印象や読みとる情報も変化します。それは、数々の詩や物語、芸術作品や映像が、風景に対する私たちの感受性や想像力を育て、文化的アイデンティテイを形づくってきたためです。近年、SNSの普及やテクノロジーの進展によって、私たちの視覚体験は空間的・時間的な制限を超越し、日常で目にする風景の質も大きく変化しています。その変化は、新しい認識をもたらす一方で、固有の文化・風土に根差した風景への感受性を均質化し、地域の景観や共同体の破壊にもつながりかねない危険性をはらんでもいます。
いま、眼の前にある生の“風景”と切実かつ親密によりそうためには、どのような想像力のはたらきが有効になるのでしょうか。この問いと向き合うための機会として「Para-Landscape」展は企画されました。美術館の5つの空間を舞台に5名のアーティストが作りだす、それぞれの”風景”=パラランドスケープがそのヒントを与えてくれるでしょう。

*「Para-」…「~を越えて」あるいは「~とともに」「~にそって」を意味する接頭辞。

会期

2019年1月4日(金)~3月24日(日)

会場

三重県立美術館(三重県津市大谷町11番地)

アクセス

http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/55008038084.htm

休館日

月曜日(但し2月11日は開館)、2月12日(火)

開館時間

9:30~17:00(ただし、入館は16:30まで)

観覧料

一般800円 学生600円 高校生以下無料

出展作家
(敬称略)

伊藤 千帆、稲垣 美侑、尾野 訓大、徳重 道朗、藤原 康博

関連イベント

■アーティスト・トーク
 日時:2月10日(日)14:00-徳重道朗/藤原康博
 ※要観覧券、申込不要

■春分の日の風景さんぽ
 日時:3月21日(木・祝)13:00-15:00頃
 会場:三重県立美術館とその周辺
 講師:片山一葉(津市出身作家)+尾野訓大(「パラランドスケープ」展出品作家)
 対象:小学4年生以上(小学生は保護者同伴)
 定員:12名 応募者多数の場合は抽選
 申込方法:下記ホームページの申込フォームより3月11日(月)24:00までにお申し込みください。
 ※参加費無料

■大人のための美術講座「‟風景‟のうつりかわり 印象派からインスタグラムまで」
 日時:3月10日(日)14:00-15:30
 講師:貴家映子(三重県立美術館学芸員)
 場所:三重県立美術館講堂
 定員:150名 
 ※聴講無料、申込不要

■ギャラリー・トーク
 日時:2月3日(日)、2月23日(土)、3月16日(土)いずれも14:00から40分程度 
 ※要観覧券、申込不要

主催

三重県立美術館

詳細

http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/000220999.htm


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