趣旨 |
現在の日本では、少子高齢化が進み、家族や地域コミュニティのつながりが希薄になるなど、社会構造の変化が加速しています。それに加えて「個」の尊重、多様性の受容が求められるなど、人々の価値観や時代の空気感も変わりつつあり、社会における福祉のあり方が改めて問われています。
日本財団は60年以上にわたり、時代の変化をいち早く捉えて福祉分野におけるさまざまな支援に取り組んできました。だからこそ私たちは今、福祉のあり方を根本から見直し、みらいに向けてアップデートする必要性を感じています。
その実現を目指すためには、地域づくりの視点が不可欠です。これまで利用者と地域の人たちとの間に存在していた境界線を取り払い、福祉そのものが地域の日常的な風景の中に溶け込むような活動が求められています。すでに一部では、地域社会および利用者のニーズを叶える新しい取り組みがはじまっています。
本プロジェクトでは、みなさんと共に福祉と地域のみらいをつくっていくことを目指します。建築デザインを重要な要素として位置づけ、地域で暮らす人たちに愛され、多様な人の日常を支える福祉拠点のプランを募集します。
福祉事業者と建築家・設計者が協働し、あらゆるステークホルダーと丁寧に対話・議論を重ねることによって、「みらいの福祉」について真剣に考える場や機会が増え、その取り組みが全国へと広がっていくことを期待しています。
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申請条件 |
・事業実施団体と設計者が協働すること
・本プロジェクトの趣旨に沿ったものであること
・募集要項の記載内容を遵守すること
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対象団体 |
日本国内にて次の法人格を取得している団体であること:一般財団法人、一般社団法人、公益財団法人、公益社団法人、社会福祉法人、NPO法人(特定非営利活動法人)
※一般財団法人および一般社団法人については非営利性が徹底された法人のみ対象とします。
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スケジュール |
申請締切 2025年6月13日
1次~2次審査 募集締切後~2025年8月頃
最終審査 2025年9月21日
表彰式 2026年1月頃
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助成額 |
上限金額:事業規模に見合う適正な金額を助成
最大補助率:事業費総額の80%
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提出物 |
①設計デザイン案 ②金額参考資料 ③申請内容補足資料 ④直近の決算書類
⑤直近の事業報告書 ⑥事業計画書 ⑦定款の写し ⑧役員名簿
⑨竣工後5年以上の工事対象建物および土地の確保が証明できる資料(賃貸借契約書や確約書等)
⑩工事対象建物および土地の登記簿謄本コピー
※すべてデータでの提出とします。
※審査の過程で別途資料のご提出をお願いする場合があります。
※資料名は統一し、団体名を記入してください。 (例)①設計デザイン案【社会福祉法人赤坂会】
※「②金額参考資料」および「③申請内容補足資料〈タブ①-3〉」以外の提出資料に設計者の名称を記載しないでください。
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申請方法 |
STEP1 アカウント登録 / ログイン
STEP2 団体情報の登録
STEP3 申請情報の入力
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審査委員(敬称略) |
●審査委員長
木下 庸子(建築家/設計組織ADH/工学院大学 名誉教授)
●審査委員
駒田 由香(建築家/有限会社駒田建築設計事務所)
仲 俊治(建築家/仲建築設計スタジオ 共同主宰)
秋山 正子(認定NPO法人マギーズ東京 センター長/ケアーズ白十字訪問看護ステーション 統括所長)
櫛引 久丸(北海道済生会 常務理事)
恒松 大輔(全国自立援助ホーム協議会 事務局長/自立援助ホームあすなろ荘 ホーム長)
佐藤 英夫(日本財団 常務理事)
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主催 |
日本財団
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お問合せ |
フォーム:https://nippon-foundation.my.site.com/GrantPrograms/s/inquiry/Inquiry__c/Default
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詳細 |
https://fukushi-kenchiku.jp/
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