U30復興デザインコンペ2024 「孤立する都市」
趣旨

2024年の元日に起こった能登半島地震は、建物やインフラへの物的な被害の甚大さのみならず、交通やライフラインの断絶が重大な影響を与えた災害であったといえます。発災直後には人・物資の行き来ができない集落がみられ、支援者やボランティアの来着には遅れが生じました。また、交通が復旧した後は広域的な二次避難が進められ、各地からの支援が機能した一方で、能登への関心はこれから世間でどれだけ継続されていくでしょうか?
能登半島地震は、被災地が孤立しうるものであることを我々に痛感させました。視点を変えてみれば、今年も世界各地で大規模な自然災害が発生し、昨年以来継続する紛争・戦争もあります。そこでは被災地への共感が必ずしも持たれない、持続しない様を我々は目の当たりにしてきました。
今年のU30復興デザインコンペでは、都市・集落・地域の復興や事前復興を、「孤立」をキーワードにして提案してください。公共投資の縮小が見込まれるなかでの「自立」を可能とする技術的、空間的な工夫でも、「孤立」やその対となる「共感」や「共同」、「連携」についての問題提起でもかまいません。交感が都市の要件であるとすれば、「孤立」は現在における居住の都市性に再考を迫るはずです。さまざまな分野からのアイディアを募集します。

応募資格

30歳以下(2024年3月31日時点) の学生・社会人(個人・グループは問わない)
※ライフイベント等による活動休止期間を勘案する
1人につき1点の応募とすること。

スケジュール

応募締め切り   2024年 9月30日(月)
一次審査結果発表 2024年10月末頃
二次審査(公開) 2024年11月30日(土)

提出物

ポスター2枚(A3版横使い)  ※ PDF形式で提出してください
ポスターには所属、氏名を記載しないこと。

応募方法

Googleアカウントがある場合,下記フォームより提出すること。
https://forms.gle/wwXt52A9LikDsJT46
フォームからの提出ができない場合は、下記メールアドレスに、応募者全員の氏名、所属、年齢、代表者の連絡先(メールアドレス)を明記し、ポスターを添付して提出すること。なお、データが大きい場合はファイル共有サイト等を使ってよい。

審査委員

委員長 乾 久美子
委員  浅子 佳英、岡部 明子、上條 慎司、髙橋 一平、内藤 廣、羽藤 英二

最優秀賞1点 優秀賞2点程度

主催

復興デザイン会議

お問合せ

中尾俊介(東京大学)
nakao@bin.t.u-tokyo.ac.jp

詳細

https://dss.bin.t.u-tokyo.ac.jp/alliance/competition/u30-2024/u30-2024-bosyu/

関連情報

第5回復興デザイン会議 記念講演会
https://kenchiku.co.jp/event/evt20240730-1.html


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