第7回 片岡安賞 (日本建築協会論考コンクール)
概要

日本建築協会は創立100周年を機に、独自の事業として、いわゆる学術論文とは一線を画す「論考」コンクールをスタートさせ、今年で第7回を迎えます。第6回までは海外や建築以外の分野からもチャレンジ精神あふれる応募がありました。
今回から「片岡安賞」受賞者に賞金が贈られることも決まりました。広く各方面からの果敢な応募を期待しています。

テーマ

Well-being

WHO(世界保健機関)によると、「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、⾁体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(Well-being)にあること」です。ひとときの幸せを表す英語「Happiness」とは異なり、持続的な幸せを意味するとも⾔われています。また、空間づくりの指標として「Well」は⽋かせない概念になっています。例えばWELL Building Standard(WELL認証)の登録を⽬指す建築物は増加の⼀途をたどっており、わが国では2022年度10件以上が新たにWELL認証を取得されました。コロナ禍により、ますます、建築空間の健康度合いを数値化するニーズが増えているのでしょう。⼀⽅、「being」とは存在・実在そのものを表す⾔葉ともいえます。さまざまな価値観を持つひとびとの存在・実在そのものがこの複合語のベースであると考えたとき、「Well-being」は数値に置き換えられにくいものも内包しながら、幸せなる在り様とは何か?と我々に問いかけている⾔葉なのかもしれません。アフターコロナ、混迷を極める世界情勢、対話型AIの台頭……新たな状況下にある今、「Well-being」そのものを改めて捉え直し、我々がどのように向き合うべきなのかを問いたいと思います。幸せなる在り様を希求して、そうではない状況を変⾰していくのか?あるいは、そうではない状況も受け⼊れていくのか?広く社会や建築など⼈間を取り巻く環境から、様々な視点で論じていただければ幸いです。

応募条件

投稿料は無料とする。
応募者の国籍、年齢、所属は問わない。
応募論考は単著、共著を問わない。
応募論考は未発表のものに限る。ただし、会誌『建築と社会』に掲載された記事の改稿による論考は可とする。
使用言語は日本語に限る。
質問は受け付けない。
受賞者は本会会員になることとする。

審査委員会
(敬称略)
審査委員長
髙田光雄(京都美術工芸大学教授、京都大学名誉教授)
審査委員
倉方俊輔(大阪公立大学教授)
弘本由香里(大阪ガスネットワーク エネルギー・文化研究所特任研究員)
応募締切

2023年10月31日(消印有効、電子投稿の場合23時50分)

「片岡安賞」受賞者には賞金10万円及び副賞を贈る。
その他の受賞者には副賞を贈る。

発表・表彰

受賞論考の論題と著者名を会誌『建築と社会』2024年5月号にて発表し、全文を6月号に掲載する。
同6月の本会総会にて表彰する。

提出先

一般社団法人日本建築協会
〒540-6591 大阪市中央区大手前1-7-31 OMM7F
電話:06-6946-6981
FAX:06-6946-6984
メールアドレス:hensyu2@aaj.or.jp

主催

一般社団法人 日本建築協会

詳細

https://www.aaj.or.jp/project/award/aaj-award/kataoka07.html


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