概要 |
CLTアイディアコンテストは、2015年に第1回を開催し、初回は「アイディア部門」のみを実施して、テーマや応募条件を設けず自由な発想による作品を募集しました。第3回(2017年)からは、実際の設計に携わる方を対象とする「設計部門」を設け、実現性のあるCLT建築物の提案の募集を始めました。
設計部門としては第5回(コンテスト自体は第7回)となる今回は、CLTのさらなる可能性や新たな利用方法の提案を募集します。本コンテストを通じて、CLTの普及やCLTを利用した工法等の新たな技術開発を推進し、都市の更なる木造・木質化を目指します。
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募集内容 |
募集テーマは、「riverside CLT」です。今年度の募集テーマでは、建物用途に条件を設けない代わりに「河川」という建設地に関する条件を設定しました。
河川は、生活用水の供給にとどまらず多くの産業の基盤となるほか生態系を維持する機能など、われわれの生活のあらゆる場面において価値をもたらします。しかし近年は、豪雨等の自然災害が頻発して激甚化することで、河川のあり方やその周辺地域への影響度などリスク面にも注目が集まっています。
地元の人しか知らない小さな川、都道府県をまたぐ大河、運河など、どんな河川でも構いません。河川の新たな価値や機能の発見と水辺の景観をCLTで引き出すような提案を募集します。
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審査基準 |
本コンテストの趣旨を踏まえ、以下の項目を考慮して審査します。
- 技術的課題に対する具体的かつ効果的な提案が含まれているもの
- CLTが使われている理由が明確かつ普及効果があるもの
- 国内林業・木材産業の振興に資するもの
- CLTを使用した工法の新たな技術開発に資するもの
- 建物の建築および使用等における環境配慮がされているもの
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応募資格 |
- 設計の実務経験者、建築を学ぶ学生(大学生、専門学校生、高校生など)
- CLT設計の実績の有無は問いません。年齢や性別等の制限もありません。
- 複数名によるチームでの参加も可能です(企業としての参加も可能です)
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課題 |
- 河川に関連するCLTの活用は建築分野に限りますが、建築に付随した橋などの提案は可とします。
- 工法・構造に関しては、鉄筋コンクリートや鉄骨、CLT以外の木質材料など、他の材料・工法と組み合わせてCLTを部分的に利用する提案も広く受け付けます。構造、意匠、設備、性能(防耐火、遮音、温熱、耐久性、施工等)上、解決すべき様々な課題があります。これらの課題にたいする提案を含んだ内容としてください。また、告示を超えた大臣認定等を想定した提案の場合は、その意図が分かるよう表現してください。
- 建設地に関しては、日本国内の実在する場所および関連する河川を応募者により設定のうえ地図や写真などで具体的に明示し、当該地域の関係法令等に適合した提案としてください。
- 環境配慮に関しては、施工時や建物の省エネルギー化・低炭素化等を意識してください。
- SDGs(持続可能な開発目標)の17項目のうち、特にCLTの活用と関連が深いのは、11「住み続けられるまちづくりを」、12「つくる責任つかう責任」13「気候変動に具体的な対策を」、15「陸の豊かさも守ろう」等です。
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募集期間 |
2021年9月1日(水)~2021年12月6日(月)必着
※募集期間を延長しました。
2021年12月8日(水)17時締切
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応募方法 |
※応募・作品登録にはKENCHIKUサイトへの登録が必要です。
応募・作品登録方法
- 上記「応募フォーム」ボタンを押し、ログイン画面にKENCHIKUサイトID・パスワードをご入力ください。
- 応募登録フォームに、必要事項をご記入の上ご登録ください。
- 応募登録完了後、ご登録メールアドレスへ完了メールが送付されます。
メール内に記載のKENCHIKU会員ページへログイン後、「設計部門」バナー部の「作品登録」ボタンよりご作品をご登録ください。
作品登録について
A2(420×594mm)横使い2枚以内のJPGデータでKENCHIKU会員ページより応募してください。
【応募データ】
図面、パース、ドローイング、CG、模型写真など表現方法や書式は自由です。
データ容量は最大20MBまでとします。
【応募点数】
応募者単位(応募者1名もしくは1グループ)につき1点。
【応募上の注意】
応募作品の中には、応募者が特定できる記載(個人・団体名等)はしないでください。
応募データには作品以外のものが一緒に入らないように、また、天地が逆にならないよう応募してください。
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審査方法 |
審査委員の合議により各賞を選定します。
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審査結果発表 |
2022年3月頃、表彰式およびウェブサイトにて発表します。
ただし、表彰式は社会情勢等により中止する場合があり、その際はウェブサイト上の公表のみです。
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審査委員 |
- 審査委員長
- 三井所 清典(芝浦工業大学 名誉教授)
- 審査委員
- 坂本 雄三(東京大学 名誉教授)
- 腰原 幹雄(東京大学生産技術研究所 教授/ティンバライズ理事)
- 安井 昇 (桜設計集団一級建築士事務所 代表/ティンバライズ理事長)
- 原田 真宏(芝浦工業大学建築学部 教授)
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表彰 |
農林水産大臣賞:1点
国土交通大臣賞:1点
環境大臣賞:1点
(大臣賞副賞:賞金50万円)
学生賞(日本CLT協会賞):1点程度
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表彰式 |
- 開催日時
- 2022年3月頃
- 開催場所
- 東京都内
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応募にあたり |
- 応募作品は、応募者自作のもので国内外のコンテストにおいて受賞歴のない作品とします。ただし、過去に受賞歴のある自身の作品をもとに新たにCLTを活用した作品を制作した場合、当該受賞作品も併せて提出することで応募を受け付けます。
- 応募作品の制作および送付・移動における費用はすべて応募者がご負担ください。
- 主催者は提出物受理後、応募作品の管理について万全の注意を払いますが、天災、その他不慮の事故・破損・紛失については一切の責任を負いません。
- 提出された作品および資料は返却いたしません。
- 作品の受付および審査において、応募者に問い合わせすることがあります。
- 公序良俗その他法令の定めに反するもの、誹謗中傷を含むもの、著作権その他第三者の権利を侵害しているもの、本実施要領に反しているものについては、審査の対象外となります。また、受賞発表後であっても、これらの条件や応募規定に反していることが判明した場合、受賞を取り消します。なお、その場合に生ずる損害について賠償は一切おこないません。なお、受賞取り消しにあたっては、応募者名や所属名を公表する場合があるほか、今後(一社)日本CLT協会が実施する事業等への参加を認めない場合があります。
- 応募作品の意匠、特許、実用新案、商標、著作権などに関する全ての知的財産権は応募者にあります。そのためこれを保護する責任は応募者本人となりますので、応募の際は応募者が自ら必要に応じて権利保護等の措置を講じてください。応募作品につき著作権等の侵害による争議が生じた場合、日本CLT協会は一切の責任を負いません。
- ただし入賞作品について、作品の意匠登録を行う場合は主催者側で意匠登録出願費用を負担いたします(手続きの代行は主催者側で行いませんが、意匠登録出願費用を負担します)。
- また主催者は、受賞作品および応募作品を展示会やウェブサイト、プレスリリースその他各種媒体で使用することができます。この際併せて、「応募時における、応募者および応募者の所属、氏名、年齢、住所(都道府県名に限る)等」につき、公表する場合があります。
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主催 |
一般社団法人 日本CLT協会
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お問い合わせ |
応募とコンテストに関するお問い合わせ
株式会社建報社「CLTアイディアコンテスト2021」事務局
〒104-0033 東京都中央区新川1-25-9 明産新川シティビル6F
TEL:03-5244-9335 FAX:03-5244-9338
CLTアイディアコンテスト2021に関するお問い合わせ
一般社団法人日本CLT協会 https://clta.jp/
〒103-0004 東京都中央区東日本橋2-15-5 2F
TEL:03-5825-4774
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過去のコンペ |
これまでのアイディアコンテスト・デザインコンペ 設計部門
https://www.clt-contest.jp/past.html
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公式HP |
https://www.clt-contest.jp/2021/index.html
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