第14回 長谷工 住まいのデザインコンペティション
課題

『集まって生きるかたち』

新型コロナウイルスの感染が世界中を襲い、その対策として、各地で外を出歩くことや集まることに対する規制が行われました。その中で、デジタルツールによるコミュニケーションが急速に浸透し、在宅勤務や教育のオンライン化、ネットショッピングや友人とのリモート飲み会など、オンライン上でできることの可能性が広く共有されました。この経験は、これまでのオフィスや学校、店舗、住宅などの空間を見直し、また、通勤や出張といった移動の意味を考えるきっかけをもたらしました。
しかし、人のいないまちには魅力がないことや、実空間に含まれる雑音のような情報が、多くの経験の共有に活きていたことにも気づき、集まることの価値が再確認されました。ただ、以前の状況がすべてよいとは言えない、コロナ禍が過ぎても、同じ状況に戻ることはないのではないかと感じている人は多いでしょう。
そうした中、集合住宅はどうあるべきなのでしょうか。専有部がオンラインを通した仕事や教育の場として使われるということだけでなく、集合住宅全体が、オフィスや市場、学校、病院のような側面を持ち、まちのようでもあるような、これからの都市を変えていくさまざまな可能性が考えられるかもしれません。もちろん、単に集まればいいということではないかもしれません。集まって生きることの意味を冷静に問い、これからの価値観を見出すような集合住宅を提案してください。

敷地は東京都区内で利便性が高く、都心と郊外の中間のようなエリア、周辺には住宅やオフィス、商業、学校、公園、神社などの機能や歴史的アイコンが混在しています。そこに20戸の集合住宅を想定してください(敷地面積1,000㎡、容積率200%)。今回も2段階で審査を行います。1次審査を通過した上位4案による公開の2次審査で最優秀賞を決定します。

登録・作品
提出締切

2020年12月18日(金)必着
※送付のみ受け付けます。バイク便不可。

審査委員
(敬称略)

【審査委員長】
隈研吾 (東京大学特別教授 名誉教授)

【審査委員】
乾久美子(乾久美子建築設計事務所代表・横浜国立大学大学院Y-GSA教授)
藤本壮介(藤本壮介建築設計事務所代表)
池上一夫(長谷工コーポレーション 代表取締役社長)

【ゲスト審査委員】
山極壽一(京都大学総長)

賞金

最優秀賞(1点)100万円
優秀賞 (3点)各50万円
佳作  (10点)各10万円
※すべて税込み,賞金総額350万円。
※1次審査通過4組より最優秀賞と優秀賞を決定します。
※2021年2月21日(日)に表彰式を行います。

応募資格

2020年12月31日時点で学生であること。※複数人で応募する場合は全員該当のこと。
大学院、大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専修学校(各種学校)など。

登録方法

事前に下記HPの登録フォームから登録を行ってください。

主催

長谷工コーポレーション 

後援

株式会社 新建築社

詳細

https://www.japan-architect.co.jp/haseko/2020/index.html


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