デザコン 2019 in TOKYO
メインテーマ

新『五輪書』
―<デザインの奥義を究めよ>―

『五輪書』は宮本武蔵の兵法書である。これをメインテーマに据えて新『五輪書』としたのは2020年に開催されるオリンピック・パラリンピック東京大会を視野に入れてのことである。だが、オリンピック(五輪)と「五輪」書という単なる語呂合わせではない。
そもそもオリンピックが「五輪」と略称される由来は『五輪書』にある。『五輪書』から着想を得て、新聞の見出しに使われたのが始まりである。文字節約のためであったが、潜在的には剣術の奥義を究めようとした宮本武蔵のイメージにオリンピックという大舞台で戦う選手の姿を重ねてのことではなかったか。日々デザコンをめざしてひたむきに努力する学生の姿もここに重ねたい。
『五輪書』が成るのは戦国から江戸へという時代の転換期であった。価値観の揺らぎのなかでの「地・水・火・風・空」という東洋的世界観による普遍性の追究。この二十一世紀というグローバル時代もまさに一つの転換期であり、確固たる価値観・世界観の持ちにくい時代である。オリンピック・パラリンピックは人種・性別・障がいの有無など、多様な人々が出会い、競い合うなかで価値を創造する場でもある。こうした多様性・異質性の出会いがもたらす可能性はデザコンの世界にも通じているはずだ。
最後に、蛇足ながらサブタイトルの「<デザイン>」に注記を加えておきたい。これは過去の大会での「デザインからエンジニアリング・デザインへ」という提起を受けてのカッコ書きであり、スタティックな「デザイン」を意味しない。このテーマのもと、二十一世紀というグローバル時代に求められる<デザイン>の奥義、それぞれにおける新『五輪書』を追究してほしい。

競技部門
  • 空間デザイン部門
  • 構造デザイン部門
  • 創造デザイン部門
  • AMデザイン部門
  • プレデザコン部門
開催日程

予選作品の受付:2019年9月上旬
予選結果の発表:2019年10月上旬
※作品受付期間、予選結果発表については下記ホームページ各部門の応募要項で確認してください。

<本選>
会期:2019年12月7日(土)~8 日(日)
開催地:東京都大田区
会場:大田区産業プラザ PiO

主催

一般社団法人全国高等専門学校連合会

問合せ

東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパス 管理課教務学生係
TEL 03-3471-6331 FAX 03-3471-6338 Email dc19-kanri@metro-cit.ac.jp

詳細

http://デザコン.com/


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