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アーキテクチャー・ファンデーション(ロンドン) にて「Akihisa Hirata: Tangling(平田晃久展「Tangling」)」が開催中



  • 展覧会場での平田氏(courtesy of Daniel Hewitt)

  • 通り越しに展覧会場を見る(courtesy of Daniel Hewitt)

  • 展覧会場の様子(courtesy of Daniel Hewitt)

今年のベネチアビエンナーレ国際建築展にて、金獅子賞を受賞した日本館の展示にも参加した平田晃久氏の海外初個展「Akihisa Hirata: Tangling(平田晃久展「Tangling」)」が、ロンドン(英国)にあるアーキテクチャー・ファンデーションが持つギャラリースペースにて開催されている。

開催初日の9月15日(土)はロンドン市内の至るところでデザイン関係の展示やイベントが行われるデザインの祭典『ロンドン・デザイン・フェスティバル』が始まる週末ということもあり、多くのデザイン関係者がオープニングレセプションに集まった。9月18日(火)には、Bloomberg Auditoriumにて講演会も開催され、多く人が来場した。

本展は、平田氏が提唱する生態系の秩序の一部としての本当の意味でのエコロジカルな建築のコンセプト<からまりしろ>を伝える展示空間として構成されている。
展示会場には、ループ状の構造体が自立しており、通り越しに窓を通して見ると、空間を占拠しているように見えるが、実際に展示空間に入るとループ状の構造体があることで空間に奥行や高さが増したように感じる。そのループ状の構造物の表面に付いているスタディ模型群は、平田氏が建築を作っていくプロセスの中で考えたことを表しており、似たアイディアのプロジェクトが隣り合うように並べられている。ループ状の構造体に投写された映像は、3つの異なった視点で同時に撮られた画像で、同時には体験できないが実際には共存しているものを映像で表現し、平田氏が引用する「空間とは同時存在の秩序である(ゴットフリート・ライプニッツ)」という状態を表している。これらの体験こそが平田氏が建築プロジェクトを構成する要素であり、それを実体験できる展覧会となっている。

展覧会は11月17日(土)まで。

(柴田直美)

「Akihisa Hirata: Tangling(平田晃久展「Tangling」)」
会期:2012年9月15日(土)~11月17日(土)
会場:The Architecture Foundation, 136-148 Tooley St, London SE1 2TU
   開館時間 12:00~18:00 (休館:日曜日、月曜日)

The Architecture Foundation「Akihisa Hirata: Tangling(平田晃久展「Tangling」)」
http://www.architecturefoundation.org.uk/programme/2012/akihisa-hirata-tangling